打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

藤井四段の連勝街道


今や一つ勝つたびにトップニュースになってしまっている、将棋の藤井聡太四段。
昨日一気に3つ勝ってデビューからの連勝を23まで伸ばして連勝記録は歴代3位に。

昨年2月にこのブログで中学生が奨励会三段に来たって話をしましたが、確かに2~3年前から将棋ファンの間で噂になってて私も記事で取り上げはしても、そこから一年ちょっとでここまでのして来るっていうのは流石に予想できるはずもなく、その成長ぶりはちょっと怖いくらい。

さて今後だけど、連勝についてみると、

6月10日 叡王戦 梶浦四段
6月10日 叡王戦 都成四段または井出四段
6月15日 順位戦 瀬川五段
6月17日 朝日杯 未定
6月21日 王将戦 澤田六段
6月26日 竜王戦 増田四段


当たりでみると、澤田六段と増田四段が強敵でしょうか。
特に6月21日の澤田六段は今期、王位戦を予選から勝ち上がってリーグ戦も5戦全勝して挑戦者決定戦まで進んでおり、
レーティングも現在14位というかなりの強豪。
藤井四段とはつい最近も対局して、千日手指し直しから何とか勝利した難敵です。
また増田四段も16歳でプロ入りしその後かなり出世の早い超有望株。

21日の澤田六段戦まで勝つと28連勝で歴代1位タイ、
26日の増田四段戦に勝つと新記録達成です。

個人的には持ち時間の多い順位戦や竜王戦ではなく、
持ち時間の少ない朝日杯や叡王戦が危ないかなと見ていますがさてどうなる事か。


いっぽう、当然ながらこれだけ負けていないと各棋戦も順調に勝ち上がっています。

竜王戦 6組優勝して本戦トーナメント入りし、挑戦者決定戦まであと5勝
棋王戦 予選突破して本戦トーナメント入りし、これも挑戦者決定戦まであと5勝
王将戦 一次予選のベスト4に進出(このあと二次予選、王将リーグと続く)
NHK杯 二回戦に進出
YAMADA杯 ベスト8進出
新人王戦 ベスト8進出
加古川清流戦 ベスト16進出


この分だと、竜王戦と棋王戦の両タイトル戦は強豪と当たって来るのでともかくとして、若手主体の新人王戦、上州YAMADA杯、加古川清流戦あたりで棋戦初優勝ってのはそろそろ現実的なところまで来た感じがします。

レーティングで見ても、若手・下位の棋士主体なのに既に1675で35位。
公式戦は無敗、非公式戦で今まで負けたのも2位豊島、3位羽生、6位永瀬、15位佐々木勇といった現在のトップ棋士のみ。
公式・非公式戦含めると1桁~30位台の棋士に大きく勝ち越しており、どう見ても新人の対戦成績じゃない。


連勝だけでなく今後はいつ五段昇段するか(タイトル挑戦、棋戦優勝、順位戦昇級、通算100勝などが条件)もけっこう注目で、
早くて今年の秋、遅くても来年春にはあっさり昇段していそう。

これ見ててなんとなしに、『ヒカルの碁』で塔矢アキラがデビュー後に勝ちまくって頭角現して来た辺りを彷彿とさせますね。
低段相手には既にほぼ敵なし状態。また昨年~今年にかけてアニメ化・実写映画化した『3月のライオン』だと主人公の桐山も中学生プロ棋士でかなり出世の早い方ですが、それより現実の方がはるかに注目される存在の棋士が出現したっていうのもちょっと面白い所。





(大航海関連)
DOLのほうはと言うと、いまも時々ログインして航海してます。今週から始まった航海者支援の特注船、あれログインボーナスだったんですね。通常LV52で乗れるクリッパー系と戦列艦がLV40から乗船可能になる模様。ログインボーナスの権利は平日から4回やっておかないといけないので、来週ちょっとやっておこうかなと言う感じ。

まあ、あれがガチャとかコイン交換対象ではなくって良かった。
LV相応で性能的にはちょっぴり落ちでしょうが、ゲームの根本とも言える船の入手が実質有料化するというのは一番危惧していたところでしたからね。
逆に新規の方にとっては40という中級レベル帯の段階で十分な性能の船が入手できるチャンスなのだから、これはぜひ取っておきたいところか。

ところで公式見てたんだけど、長期計画が今年の4月までで止まってるんだけど、その先ってまだ発表しないんですかね。
今年の春に年末までの長期パスポートが発売されていたので今すぐどうこうするとは思えませんが、情報がないというのはちょっと気持ち悪い。





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  1. 2017/06/08(木) 14:59:06|
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将棋連盟の次期会長は・・・

 
昨年10月の三浦九段に対する処分を巡る一連の騒動で揺れるなか、先日遂にと言うか漸くと言うか現会長の谷川浩司九段が辞意を表明した日本将棋連盟。また常務理事の島朗九段も辞任とのこと。

谷川会長は個人的には子供の頃から好きな棋士の筆頭で、この人の本や将棋はそれこそ数えきれないくらい見て来た。それは平成に入って羽生世代が活躍し始める前から将棋をやっていた者にとってはごく当たり前の事で、本当にこの方はヒーローだった。恐らくだけどその後の世代としてここ20数年の将棋界をリードしてきた羽生・森内・佐藤・郷田・丸山・藤井などのいわゆる羽生世代から30代くらいまでの世代だったら、最も尊敬する棋士・影響を受けた棋士として多くが谷川の名を挙げるだろうと思う。

それだけに、今回の三浦九段を巡る一連の騒動はまず三浦九段自身の受けた不名誉・不利益・心労などは言うまでもなく重いものとなってしまったと共に、それに会長として直面した谷川先生の対応と最終的に辞任に至る動きには残念としか言いようがない。

さて、危機に直面した日本将棋連盟の次の会長は2月6日の臨時総会で2名の新理事を選出した上で新理事会で決まるとの事だけど、
臨時総会では他の理事への責任追及・辞任も考えられる状況で相当に混乱しそう。そうした中で気になるのは次期会長は誰になるのかという点で、既にいろいろと名前が挙がってきていますしニュースも出始めていますね。

将棋連盟の近年の会長は、まず実績で言うと谷川・米長・中原・二上・大山・塚田と1973年以降40年以上もタイトル獲得経験者が占めてきています。しかも通算獲得数が一番少ない二上達也九段ですらタイトル5回。この方は羽生三冠の師匠でもありますね。それ以前の会長も八段以上・順位戦A級経験者ばかりで、最低限の実績がないと連盟の構成員である棋士たちが付いてこないのかなと言う感がありますね。
次に年齢で言うと、近年で最も若いのは確か40代後半で会長となった原田泰夫先生だったと思う。この人は普及にすごく熱心で子供にも丁寧でやさしかったので良く覚えています。後は和服が似合ってて、飄々としてるんだけど妙に風格あったんだよなあ。

この辺の前例にならって現役棋士を見てみると、タイトル獲得またはA級在籍経験があって40代以上というのが最低条件でしょうか。この時点だとまだかなり居ますのでちょっと並べてみます。


(タイトル獲得経験者/40代以上)
羽生善治 97
谷川浩司 27
佐藤康光 13
森内俊之 12
加藤一二三 8
南芳一 7
郷田真隆 6
久保利明 5
高橋道雄 5
桐山清澄 4
丸山忠久 3
深浦康市 3
藤井猛 3
屋敷伸之 3
森けい二 2
中村修 2
福崎文吾 2
島明 1
三浦弘行 1
大内延介 1
塚田泰明 1
田中寅彦 1

(A級在籍経験者/40代以上)
青野照市
小林健二
井上慶太
森下卓
鈴木大介
先崎学
木村一基
行方尚史




こうしてみるとA級在籍経験があるならタイトル経験のない棋士の方が少ないくらいで、順位戦の実績とタイトルの獲得実績はそれなりに関係あるのがうかがえます。これ以外だと最近引退した内藤國雄・有吉道夫・現幹事の淡路仁茂先生あたりが長老格で、引退してても正会員です。あとは女流棋士でも四段以上は正会員で有名どころだと清水市代さんあたり。

さて、では誰になるでしょう。

普通に任期切れとかなら順当だと現在の専務理事である青野九段の昇格なんだけど、はっきり言ってないと思う。なぜなら今回の三浦九段の出場停止を決めた件では結構大きい位置を占めていたというのが将棋ファンから見た青野評だから。地元の棋士なので個人的には好きなんだけどしょうがないです。最悪辞任要求が臨時総会で出てきても不思議ではないのもあって除外。
同じく現理事と言う点では、谷川・島の退任組のほか非常勤理事の井上九段も対象外でしょうか。井上門下は近年関西の名門と言うくらいにプロ棋士を量産していて人柄もかなり良いんですけどね。

年齢でみると、木村・行方・鈴木・久保・三浦の5人は羽生世代より若いのでまずないと思われます。
連盟の顔と言う点だと南・桐山先生も実績充分だけどまあない。

そうなると、羽生世代より上がもうそんなに居ないんですよね。
残っているのは
羽生世代以上 加藤・高橋・森・福崎・中村・大内・塚田・田中・小林・森下 =10名
羽生世代以下 羽生・佐藤・森内・郷田・丸山・藤井・屋敷・先崎 =8名

ここからまず理事候補を2名選ぶとなると・・・
羽生世代以上だと大内・中村・森下の3名
羽生世代からは佐藤・藤井・屋敷・先崎の4名 くらいでしょうか。

むちゃくちゃな意見で言うと、大内先生は武闘派っていうかやらかしたことあるので、この際私やります宣言した後に今回の件でかかわった中堅若手の幾人かを総会でぶん殴ったあとに責任とって辞任しますあとは若いもんにとか妄想してしまう。個人的なファン心理だと実際そんな感じですから。

んでまあ、そんな漫画みたいな展開おきる訳もないので現実的なところで佐藤・中村・森下・先崎先生あたりの誰かが新理事に選出、んで佐藤康光九段を理事会で推挙、これが次善でしょうか。

それから一部には「棋士よりも外部から組織・経営のプロを招聘して~」と言う意見もあります。
例えば非常勤理事の中には川渕三郎の名前もありますからね。
でも、優秀な人ってまともに呼んだら報酬もそれ相応です。現実問題として将棋連盟ってそんなに裕福じゃないのですよ。
なので、非常勤ならともかくちゃんと活動する常務理事以上となると厳しいのが恐らく現実です。

その一方で、将棋界が順当に続く状況だったら、谷川会長があと5年以上やって、その後に50代半ばになった佐藤康光、ワンポイントで森内俊之、最後に全タイトル失陥したら羽生善治が10年以上。おそらくこれで2040年くらいまで行けたと思うんだけど、いまの状況はそれを許さなくなっている。

昨日今日の新聞報道で佐藤康光九段(永世棋聖資格保持者で棋士会長)の立候補が噂されているのも、当人や周囲の棋士の危機意識の表れでしょう。確かに佐藤九段は今回の件でちょっと関わってしまったことが惜しいのだけど、順当ならいずれ会長をやっているだろうと言うのは衆目一致するところで、現役A級・竜王戦1組のバリバリのトップ棋士に会長やれっていう無理があっても周囲が推したくなるのは分かる。ファンも勿体ないと思いつつ本命かなあと思っているフシがありますし。

そもそも将棋連盟の収支はそれほど余裕がないうえにタイトル棋戦スポンサーがすべて新聞だけなのも将来を考えたらどうしたって無理があり、近い将来は中小規模の一般企業スポンサーの棋戦を立ち上げて囲碁のように棋戦を勝ち上がって食っていける上位数十人のトーナメントプロと、指導普及に軸足を置いた100人以上のレッスンプロに分かれざるを得ないと思われます。

その時代になる前に、無茶な前倒ししてでも将棋界の顔になる人は知名度もというのは分からんでもない。
例えば羽生さんが会長になってトップ自ら各大手企業回りしたなら、中規模程度のトーナメント棋戦ならやりましょうって声が上がっても不思議じゃないかなと期待しますからね。

あともう一点。
これは完全にファン心理ですが、免状の署名が誰になるか。
これも結構大きい。
だって今、

会長・谷川浩司
名人・佐藤天彦
竜王・渡辺明

ですよ。
3年前なら半年ほどだけど

会長・谷川浩司
名人・羽生善治
竜王・森内俊之

と永世名人3人そろい踏みなんて免状貰えたかも知れないんです。
これは大きい。
そういう意味では、いくら優秀でも会長職に経営者引っ張ってこられても・・・
って思うのは無理からぬところかと。
あとはまあ、会長は棋士でもその下に実務職で理事長とか副会長を選任する、このほうがまだ現実的かも。


おしまい。








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  1. 2017/01/20(金) 19:50:29|
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加藤-藤井戦 始まる

歴史的一戦


本日がデビュー戦となる将棋の藤井聡太四段。

史上最年少記録を更新してプロ入りしたのは今年の10月でしたが、
順位戦を始めとした将棋の棋戦は多くが春~秋に始まってしまうため、
デビューは今週決着が付いて期が変わった竜王戦となりました。

しかもその相手は加藤一二三九段。
当時の史上最年少14歳・初の中学生でプロ入りしたあと4年連続昇級・18歳でA級八段に昇段して「神武以来の天才」と呼ばれたほか、タイトル通算8期、NHK杯優勝7回、A級在籍36年、通算対局数1位、「1分将棋の神様」とも呼ばれるかつてのトップ棋士。
発言や奇行で今では別な意味で語られることも多いのですが、実績に関していえば間違いなく将棋界のレジェンドです。


またこの一局は現役最年長76歳と最年少14歳の対局にして、中学生でプロ入りした棋士同士の対局であり、加藤九段にとっては19・20・21世紀の三世紀に生まれた棋士との対局が実現した一局となりましたね。

この組み合わせが実現した時は本当にこれ抽選なのかと勘ぐってしまいましたが、まあ将棋連盟とメインスポンサーの読売新聞が何か配慮したとしても良くやってくれたと思う方が強い。だって加藤九段の年齢と最近の順位戦の成績、そして藤井四段の今後の出世スピードを考えると、この対局が実現するかどうかはここ一年間が勝負だなと感じていましたから。

ちなみにこの対局はニコ生でも放送していますが、14時台の視聴者数が84,000人を超えており、時間帯を考えると普段のタイトル戦より注目を集めているのが伺えます。


加藤-藤井戦2016-1224

先手 加藤九段
後手 藤井四段

上記の盤面は先手・加藤九段の手番で中盤の入り口に差し掛かったところ。
この後5四歩と打ったところの評価値は後手若干有利の-200くらい。
(まあこの一局でのソフトの評価はどうでも良い気がするが・・)


竜王戦の各組ランキング戦の持ち時間は5時間あるので、昼食・夕食休憩はさんで終わりは21~23:00くらいでしょうか。まだまだこれからというか面白いのは夕方過ぎてからだと思うので、将棋連盟もクリスマスのプレゼントとしては結構なイベントを用意してくれたなと思ったりします。

個人的には1991年に実現した大相撲の「千代の富士-貴花田戦」も連想してしまうこの一戦、どちらが勝つか以前に実現したこと自体が素晴らしいと思う対局も、そうは無いなあと思う次第。


おしまい。


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  1. 2016/12/24(土) 14:40:55|
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3月のライオン第2話

何気に名局選集なライオン


先週から始まった 『3月のライオン』 の第2話。
NHK杯(原作ではMHK杯)の予選松本戦、
原作も同じ盤面ですたがこれ実際の棋譜を再現しているんですね。
それも、昨日から始まった竜王戦の過去の棋譜から。













開始日時:2000年12月5日-6日
持ち時間:各8時間
棋戦:第13期竜王戦第5局
戦型:先手四間飛車、後手棒銀
場所:新潟県南魚沼郡六日町「龍言」
先手:藤井猛竜王
後手:羽生善治五冠

▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △8四歩 ▲1六歩 △1四歩
▲6八飛 △6二銀 ▲3八銀 △4二玉 ▲7八銀 △3二玉
▲4六歩 △5四歩 ▲4八玉 △5二金右 ▲3九玉 △4二銀
▲7七角 △8五歩 ▲2八玉 △7四歩 ▲6七銀 △5三銀左
▲9六歩 △9四歩 ▲9七香 △7三銀 ▲5六歩 △4二金直
▲5八金左 △6四歩 ▲4七金 △8四銀 ▲7八飛 △7五歩
▲5九角 △7二飛 ▲4八角 △7六歩 ▲同 銀 △6五歩
▲5五歩 △同 角 ▲6七銀 △7八飛成 ▲同 銀 △6六歩
▲6一飛 △7九飛 ▲7七銀 △6七歩成 ▲8四角 △8九飛成
▲6七飛成 △1五歩 ▲6一龍 △7七角成 ▲8一龍 △1六歩
▲1八歩 △7五歩 ▲9一龍 △6六馬 ▲5七歩 △5五桂
▲4八金引 △6七桂成 ▲5八香 △5九銀 ▲4七銀打 △4八銀成
▲同 金 △8三金

まで74手で後手の勝ち


採用されたのは、2000年に行われた藤井竜王VS羽生5冠(当時)の第13期竜王戦の第5局。
藤井システム全盛期の一局で、この将棋でも先手の藤井竜王が5手目に1六歩と突いており
早々に相手の穴熊や左美濃を牽制している模様。

さてこの一局を昨日の3月のライオン第2話まで進めてみましょうか。
試しにこの一局を将棋ソフト(技巧)に解析させてみると、
作品上で現れる61手目の1八歩打の前、
57手目の先手6一龍でソフトの評価値はほぼ互角から-500点台にまで後手に振れています。
その後、62手目に零が指した7五歩打はだいたい-300の評価値まで形勢をやや戻しているので、
面白いことにソフトはあの手そのものはそれ程評価していない。

んで更に進んで評価値が大きく動いたのが71手目の4七銀打でだいたい-1900点。
先手の藤井竜王が投了したのは作品と同じ74手目の8三金で評価的にはほぼ同じ。
でもまあ漫画的には角が詰んだ局面は分かりやすく、
これはこの棋譜を選んだ先崎九段の選択の妙と言うべきでしょうか。

実際にソフト同士でその後も続けてみると先手玉が詰むまでまだ70手くらい掛かるのだけど、
人間同士の対局、それもタイトル戦で2000点の差がついて相手が羽生さんだったら、
それはもうこれ以上は棋譜を汚さないように投了するのも已む無しという感じでしょうか。



ところでいま現実の世界ではコンピュータソフトと人間のことでニュースになるほど大きな問題となっていますが、
人間の将棋は間違いがあって然るべきで、プロであっても悪手があって普通のこと。
それをソフトで評価研究するのはツールとしてわきまえての行動なのでまだ分かるとしても、
人間より強くなってどうのこうのってのはそれこそ無粋なんですよね。

人間が評価するなら計算速度じゃなくてそのソフトを作った開発者の、
ソフトの思考・評価をより洗練させ強くしていったその努力の方じゃないかと思う訳です。

逆に棋士の対局を将棋ファンが熱く見守るのはコンピュータのように
一秒間に何百万手も読めるから感動するんじゃなくて、
経験と直感と計算のバランスの中で、時にはコンピュータよりも深く深く読んだり、
恐ろしく短い時間で決断しなきゃいけない人間の指し手をこそ貴重なものと思うのだから。

例えば上記の一局で藤井竜王があそこで投了するのだけど、
コンピュータソフトにその潔さ・美的感覚は期待できませんからね。
将棋ファンだったらあそこで投了した藤井先生かっこいいと思うわけです、はい。




おしまい。

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  1. 2016/10/16(日) 10:18:23|
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第2期・叡王戦の本戦組み合わせ決定

組み合わせ決まる


角川ドワンゴ主催の叡王戦。
本日夕方からの組み合わせ抽選会で本戦の組み合わせが決まりましたね。
この棋戦が他のタイトル戦や一般棋戦と大きく異なるのは、優勝した棋士がコンピュータソフト棋戦の電王トーナメントの優勝ソフトと対局するところ。第2期となる今回は羽生三冠や佐藤天彦名人が本戦に勝ち残っており、現役タイトルホルダー、それも最高位タイトルの一つである現役名人(もう一つは竜王)や第一人者である羽生三冠がコンピュータと対戦する可能性が残されているとあって前回以上に注目の棋戦となって来ていますね。今回は本日決まったその叡王戦の本戦組み合わせの感想と勝ち上がり予想などを取り上げてみたいと思います。



(イ)
1)佐々木勇気 五段
2)及川拓馬 六段
3)千田翔太 五段
4)広瀬章人 八段

(ロ)
5)深浦康市 九段
6)豊島将之 七段
7)小林祐士 七段
8)久保利明 九段

(ハ)
9) 山崎隆之 叡王
10)羽生善治 九段
11)中村修 九段
12)稲葉陽 八段

(ニ)
13)丸山忠久 九段
14)千葉幸生 六段
15)佐々木大地 四段
16)佐藤天彦 九段



準々決勝は、
1・2の勝者 対 3・4の勝者
5・6の勝者 対 7・8の勝者
9・10の勝者 対 11・12の勝者
13・14の勝者 対 15・16の勝者

準決勝は、
1~4の勝者 対 5~8の勝者
9~12の勝者 対 13~16の勝者

決勝は、
1~8の勝者 対 9~16の勝者




(組み合わせの感想)
段位、順位戦クラス、竜王戦クラス、近年の勝率などの一般的な物差しでいうと、9~16のブロックに強豪が固まりましたね。特に順当に行った場合は羽生三冠と佐藤名人が準決勝で当たる組み合わせで、ちょっと勿体ない一方でどちらかが決勝に残ってくる可能性は逆に高いと言えそう。

それとは別に強さの指標を数値に置き換えたレーティングで比較すると、1~8はレーティングの上位10位以内が3人、20位以内が5人で、9~16もレーティングの上位10位以内が3人、20位以内が5人。数字上は同じですが、レーティング1位佐藤天彦、2位羽生善治、3位豊島将之、5位稲葉陽、6位広瀬章人、7位久保利明で9~16のブロックの方が若干良いかなといった状況。


(勝ち上がり予想)
(イ)1~4
ここは若手強豪が固まりましたね。順位戦やタイトル経験だと広瀬八段が圧倒していますが、レーティング評価だと6位広瀬、19位千田、22位佐々木、43位及川で、千田五段や佐々木五段も早指し棋戦だったら十分勝負になりそうな感じ。順当ならまあ広瀬八段だけど個人的には佐々木勇気応援かなあ。千田五段はコンピュータソフトへの造詣が深く、研究にもソフトを最も取り入れている棋士の一人とも言われますので、彼がもし勝ち上がってソフトと戦うとなるとどうなるか、ってのはそれはそれで結構興味深いところ。


(ロ)5~8
関西勢が固まりましたね。ここは何気に死のゾーンで、レーティングの順位で言うと3位豊島、7位久保、11位深浦、57位小林と、豊島久保深浦の誰が勝ち上がっても全然不思議じゃない状況。ただし今年の成績は豊島が抜きんでていて、豊島21勝5敗、久保8勝4敗、深浦10勝5敗。豊島は対局数1位、勝ち数1位、勝率2位とほぼ独占しています。(ちなみに勝率1位はすでに引退した1勝0敗の田丸先生w)タイトル戦にこそ出ていないけど如何にすべての棋戦でまんべんなく上位まで勝ち上がっているかという感じ。


(ハ)9~12
羽生三冠と稲葉八段の争いか。羽生三冠は今年になって名人位を失陥し、久々に六連敗を喫するなど夏前まで調子を崩していましたが、夏以降は復調気配で今期ここまで12勝12敗。ただし大半がタイトル戦だったというのがこの人らしいところ。更に羽生三冠は現在進行形で王位戦、王座戦を戦っていて、王位戦は2勝3敗でカド番を迎えているかなり大事な状況。忙しすぎて大丈夫かというのと、もし年末の決勝三番勝負~年明けの電王戦まで勝ち上がってくると、毎年年末年始に海外へ遠征してチェスの大会に出るのにもちょっと影響しないかなとも思ったり。
稲葉八段は昇級したA級順位戦で開幕三連勝と好調で、今期ここまで16勝5敗。但し叡王戦は持ち時間1時間の早指し棋戦なので長時間の棋戦とは別の能力が試されるところ。
そういう意味では山崎叡王は前回優勝者ですし、NHK杯の優勝経験もあって何気にダークホース。てかレーティングでも18位ですから勝っても全然不思議ではないですね。それと今年は10月に角川映画で『聖の青春』が公開されますので、故・村山聖九段の弟弟子で原作でも名前が出てくる山崎八段が連覇するっていうのもそれはそれでドラマですね。てか山崎-羽生戦とか主催の角川ドワンゴ的には美味しいよね。


(ニ)13~16
丸山元名人と佐藤現名人の争いか。丸山九段は竜王戦の挑戦者決定戦まで勝ち上がるなどまだまだ衰えていませんし、近年のNHK杯でも決勝まで来ていたりと早指しにも結構強い。佐藤名人はここ2~3年で横歩取りの圧倒的な強さが目立ちますが何気に角換わりも矢倉も強いので先手後手どっちを持っても隙が無い。今季の成績は佐藤14勝4敗、丸山8勝6敗。まあ佐藤名人なのでしょうが、角換わりのスペシャリストである丸山九段が後手を持った時がどうかってところかなあ・・・。この一戦は実現したら序盤の数手が見ものでしょうか。
まあ丸山先生にとっては竜王戦のトーナメント決勝、ここまで一勝一敗で挑戦者が決定する対局が明日に控えているのでそっちの方が大変なのですが・・。
あ、これ竜王戦のタイトル戦に出たら叡王戦のスケジュールともろ被りしそうですね。昨年は元々不参加の渡辺竜王や前竜王の糸谷八段が本戦に進まなかったこともあって竜王戦のスケジュールとは関係しませんでしたが、今年はさてどうなるでしょうか。



おしまい。

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  1. 2016/09/07(水) 19:08:50|
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