打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

フォルモサ資料-4

鄭成功のフォルモサ島侵攻


ちょっと間が空きましたね、鄭成功によるフォルモサ侵攻に関してのお話の続きです。
この他にモンゴル帝国史も書きかけなので予定を繰り上げて二回分をまとめ、
救援艦隊の動きと侵攻開始までを取り上げます。



フレデリク・コイエット 『閉却されたるフォルモサ』 (1675)


副題
「東インドにいるオランダ人の怠慢によって
 フォルモサ島が中国のマンドラインにして海賊である国姓爺の奇襲を受けて、
 どのようにして占領され、奪取されたかについての真実の物語」


第一章・7
(救援艦隊)
1660年7月16日
・バタヴィアからフォルモサ島へ向けて12隻・600名の兵士を乗せた救援艦隊が送られる。
・司令官はヤン・ファンデル・ラーン
・船の構成は、スヒップ船8隻、フライト船2隻、小型ヤハト船1隻、ガリオット船1隻で、
 スヒップ船ウォルクムだけは途中マカオ沖で沈没した。
・この艦隊が受けた指令は、『フォルモサ救援が第一だが、国姓爺が侵攻する恐れがなくなった場合は、
 経費が掛かっているのだから艦隊の大部分は帰途にマカオを攻撃する事』 だった。

・この救援艦隊は途中でマカオ近海を航行し、示威行動を取ったあと、9月に到着した。
・結果として鄭成功は警戒を強め、9月に予定していた攻撃を再延期した事が後に判明する。
・長崎の商館長から送られた書簡からも9月侵攻計画の情報が残っている。


(救援艦隊の離脱)
・しかし、艦隊司令官のファンデル・ラーンは侵攻の可能性は根拠がないと判断する。
・10月6日のフォルモサ評議会でファンデル・ラーンがマカオ侵攻を主張。
・鄭成功の戦争用ジャンクが東インド会社の船をピスカドール諸島で攻撃する事件が発生。
・フォルモサ評議会はマカオ遠征の承認を1661年2月まで延期する事を決議する。
・鄭成功へ使節が派遣され、10月19日付けの返書でオランダへの敵意はないとの回答を受ける。
・1661年2月、マカオ遠征は最終的に却下され、1年間の帰還延期が決定される。
・この決定に対してファンデル・ラーンが反抗の姿勢を見せ始める。
・1661年2月、ファンデル・ラーンは2隻の船を率いて帰還してしまう。
・この後にも離脱艦が続き、結局12隻いた救援艦隊で残ったのは4隻のみとなってしまう。


第二章・1
(鄭成功の来襲)
・フォルモサ島付近の季節風について。
 11月~4月の半年間は北風が吹き続け、5月から南方季節風が吹き始める。
・1661年春~夏は南方季節風の時期で、バタヴィアへ救援を請うことができなくなった。

・1661年4月30日、鄭成功がフォルモサ島のゼーランディア城の近海に来襲する。
・その兵力は軍船300隻、兵士25000名で、司令官はベポントク提督。
・南京と呼ばれる上陸用の平底ジャンクが主体だった。
・ベポントクの艦隊はゼーランディア城北の水路から侵入し、
 城のあるタイオワン島とフォルモサ島の間の入り江からフォルモサ島へ数千名が上陸する。

・結果、ゼーランディア城とフォルモサ島のプロフィンシア砦は分断されてしまう。
・しかも当時、フォルモサ評議会は喫水の浅い船は1隻しか持っていなかった。
・当時のゼーランディア城の守備兵力は1140名、弾薬3万ポンドほどだった。
・弾薬は豊富だったが兵器と砲手、指揮する士官が絶対的に不足していた。
・この状況での徹底抗戦が決議される。


つづく。

FC2ランキング02
 
次回、ゼーランディア城での抗戦について。


テーマ:大航海時代Online - ジャンル:オンラインゲーム

  1. 2010/05/17(月) 08:16:49|
  2. 歴史ネタ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<フォルモサ資料-5 | ホーム | 商会コミュニティの変革>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://hamilcar.blog64.fc2.com/tb.php/1035-f14bbc5b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

このブログはリンクフリーです。

ハミルカル・バルカ/メルカルト

Author:ハミルカル・バルカ/メルカルト
サーバー:Eos
所属  :イスパ
商会  :たまごのしろ/世界の船窓から
Twitter :hamilcar_notos

FC2カウンター

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
オンラインゲーム
309位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
大航海時代オンライン
15位
アクセスランキングを見る>>

最近の記事

カテゴリー

最近のコメント

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

最近のトラックバック

ブログ内検索

RSSフィード

RSSリンクの表示

著作権について

大航海時代 Online』に関わる著作権、その他一切の知的財産権は、 株式会社コーエーテクモゲームスに帰属します。 このホームページに掲載している『大航海時代 Online』の画像は、 『大航海時代 Online』公式サイトにおいて使用許諾が明示されているもの、もしくは『大航海時代 Online』の有効なアカウントを所有しているユーザーが株式会社コーエーテクモゲームスから使用許諾を受けたものです。