打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

PC出荷台数で見る現代の台湾

とっくに世界最大規模


前回までで17世紀の台湾で起きたオランダの撤退と鄭成功の進出に関してのレポートは終わりましたので、ここでちょっと目先を変えて、現代の台湾の産業に関わるお話を。台湾の産業といって現在なじみ深いのはPCに関わる産業ですよね。先日台湾に本拠を置くPCメーカーの成長振りが伺えるレポートが出ていましたので記載しておきます。


【2009年の出荷台数・世界】

HP    5894万台
Acer   3989万台
Dell   3735万台
Lenovo  2472万台
Toshiba  1549万台
その他  12945万台
Total  30587万台

ちなみに、『その他』に入れられている日本勢は以下の通り。
SONY   680万台  
Fujitsu  563万台
NEC    273万台
Panasonic  57万台


【2010年Q1の出荷台数・世界】
HP    1531万台(+19.9%)
Acer   1200万台(+54.3%)
Dell   1020万台(+21.4%)
Lenovo   697万台(+59.2%)
ASUS    464万台(+114.8%)
Toshiba   462万台(+35.8%)
その他  3056万台(+11.9%)
Total   8434万台(+27.4%)

()内は前年比%


【2010年Q1の出荷台数・アメリカ】

HP     436万台(+7.1%)
Dell    408万台(+7.2%)
Acer    272万台(+50.9%)
Toshiba   150万台(+50.0%)
Apple   139万台(+34.0%)
その他   336万台(+21.1%)
Total   1744万台(+20.2%)

※Gartner社のデータより抜粋
http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1279215



こうして見ると、国内勢で世界レベルの生産について行けそうなのは東芝くらいで、
ソニーや富士通クラスでも生産力とそれに伴う価格競争力は完全に劣勢と見えてしまいますね。

次に目立つのが、アジア勢(特に台湾勢)の伸張と北米勢の地盤沈下。
今年第一四半期の集計だとASUSが倍増ペースで生産量を上げており、もう一気に東芝を抜くところまで来ています。今年は西ヨーロッパ・中東・アフリカを中心に世界の出荷台数が20%以上のペースで伸びる予想が出ており、東芝も35%とかなりの伸びを見せていますが、Acer・ASUS・Lenovoは50~100%という更に上の伸び率を示しており、東芝を含めてアジア勢全体の伸びが世界生産を押し上げているのが良く分かります。

これに対してHP・Dellの両者は世界平均並みの伸びに留まっていて、
象徴的な所だと地元アメリカでApple社が東芝に抜かれる結果になっているんですね。
(もっと言うと東芝・ソニー以外の国内勢の今年の生産計画は世界平均以下の伸び率だったりする)

ただ、台湾に本拠を置くAcerやASUSはネットブックなど低価格品の出荷台数が多く、台数では既に射程圏でも売り上げでHPを抜くにはまだまだ時間が掛かるでしょう。いっぽうで法人向けでの販売は保守がないと不安なので恐らく日本勢も含めて最後までHP・Dell・Lenovoの強さは残るでしょう。

個人的には今現在だとLenovoなどは旧勢力でありながらアジア勢の一角でもあり、
この所相当にコストパフォーマンスに優れた物も出して来てて結構食指が動くかな。
まあ、果たしてあれをIBMの流れを汲む製品と見て良いのか悩む所でしょうが・・。

んでまあ、普通のノートPCですらどんどん低価格化が進んでいる状況だと、量の強さはダイレクトに価格競争力に関わって来ていますよね。またAcerやASUSがごく最近出してくる製品は価格だけでなくデザイン面もどんどん良くなっており、廃熱周りがもうちょっと良くなれば充分業務でも使えるなーと言う物も出て来ています。
台湾勢の中だとASUSの商品力などはもう見た感じ旧勢力とそう変わらないところにまで来ているので、いつもの価格戦略ではなくどこかで技術を惜しみなく投入した製品を出してきたら見方が一気に変わるんじゃないかって気がしてます。今年あそこのPC一台買ってみましたが、実際安いのにかなりいい作りしてますよ。

低価格化によってPCがどんどん普通の文房具・消耗品となりつつある中、品質やデザイン・軽量化などでの差別化を訴える日本製PCがどこまで戦えるのか、 国内需要だけで食っていく所も世界で戦っていく所も、アジア勢の存在は無視できない所まで来ている事を感じざるを得ない統計結果と思います。
まあ、元々台 湾勢のPC部品はまるまるOEMで供給していたものも含めて世界中の多くのメーカーが以前から使用しており、部品の支配率だと実際はもっと多大な影響を及 ぼしているのですが、ここ数年は完成品で表に出て来たと言うだけの話かもしれません。自作やってる人からしたら、台湾の製品なくして完成品を作るのって相当困難なのはメーカー名を挙げるまでもなく周知の事実ですよね。そんな中で、部品ベースで言うと例えば台湾製のマザーボードに乗っているコンデンサーや、冷却ファンに使われているベアリングなどで一部の日本製品が日本向け商品力のポイントになってるあたりは購入者の嗜好が伺えてちょっと面白いところだったりもする。



おしまい。

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  1. 2010/05/22(土) 10:18:49|
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