打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

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ローマ皇帝の歴代皇帝を評価する その4

ローマ皇帝評価編の後書き


やたらマニア向けの記事を書くことになった今回の企画。私の方はまだしも有名どころが書けるのですが、めけさんのほうは大変だコレw
で、最後は評価の基準になったある人物のことに触れて終わりたいと思います。
皇帝といえば責任者ですから、結果=実績と人物としての総合評価の2点が主要なポイントで、その他の内政・外交・軍事・文化・性格はその特徴づけと考えました。では取り上げた各皇帝の総合評価の位置付けはどうなったでしょうか。


<総合S>
アウグストゥス

<総合A>
トライアヌス(A+)、ハドリアヌス、アウレリアヌス、コンスタンティヌス1世

<総合B>
ティベリウス、クラウディウス、ティトゥス、
マルクス・アウレリウス・アントニヌス、クラウディウス・ゴティクス、
ディオクレティアヌス、テオドシウス1世

<総合C>
アントニウス・ピウス、セプティミウス・セヴェルス、カラカラ、ユリアヌス

<総合D>
ネロ、ネルヴァ、コンスタンティウス

<総合E>
カリグラ、ロムルス


基本的に総合B以上は名君として付けました。名君主体の評価企画ですからB以上のほうが多いのはこんなところでしょうか。全員だとC~Dの方が増えてきそうです。(あくまでも私の中での勝手な評価ですから細かいところはどーでも良さそうですが)
この中で気になったのが五賢帝のアントニウス・ピウスとネルヴァへの評価がかなり厳しめで、優秀な人間に平和的に跡を継がせた点を評価して、それぞれBとCでも良かったかもしれません。

そして、最も悩んだのがA以上の皇帝の位置付けです。
ルールとして、『
他国の歴史上とも比較して、特筆すべきはSS可とする』 としていますから、これだけの帝国のNO.1の名君にはSS評価をすべきでしょう。初代皇帝アウグストゥスはそれこそ人類史上でも屈指の名君ですので総合SSでも良さそうなのですが・・・
ところが結果はトップ評価のアウグストゥスを総合Sに置いた為、その比較で普通はSにしても良さそうなトライアヌスやハドリアヌスをその下に置く事になってしまいました。そして更にその比較で総合AとB評価にもキャップが掛かる・・・このような連鎖が発生してしまったわけです。
その原因はというと、ここには登場させていない、というよりさせられないある人物の存在を無視できなかったからですね。

ガイウス=ユリウス=カエサル

もし範囲を広げて登場させたら総合SSはこの人になりそうです。
カエサルとの比較となると、残念ながら軍事の才で遠く及ばない、しかもカエサルの養子であるアウグストゥスはさすがに1歩譲る格好になるのでしょうか。(内政などの統治の実行力と持続力では上でしょう)
ただ、カエサルについて詳しく書こうとすると、とても企画物の後書きで述べるべきではありませんので、別の機会があればという事にして、ここでは短評に留めておきます。

ユリウス・カエサル (独裁官=BC49~BC44)

内政S・外交A・軍事SS・実績SS・文化SS・性格S・総合SS
 ※短評=『世界史上に最も大きな影響を与えた人物』  

①内政面
硬直化した共和政から元首政への移行を決定的にした点と、多くの基本政策・統治の枠組みを、内乱前後のわずか数年の間に固めてしまった点でしょう。また細かい政策も膨大な量で次々と発しています。ただしカエサルは発した政策が成果が出るまで持続的に行う、その前に暗殺されています。その枠組みの元に実際に統治システムを完成したのがアウグストゥスという形でしょうか。

②外交面
実績としては3頭政の仕掛け・ガリア人のローマ化、エジプトの取り込み、などでしょうか。ただ味方以上に敵が多い人でもあり、パルティア対策は準備段階で暗殺されていますのでなんとなく中途というイメージがありますね。ここまでの実績に加え能力的には対人交渉力に優れていそうなので中途でもA評価です。

③軍事面
なんと言ってもガリアの征服とゲルマニア&ブリタニアへの遠征で防衛ラインの構想を確立した事です。これがなければ現在の西ヨーロッパは全く別の線引きになっていたでしょう。そしてポンペイウスの打倒とギリシア~シリア・エジプトの取り込みで地中海全域を『ローマの内海』とした点は大きいです。これを決定付けた「アレシアの戦い」と「ファルサルスの会戦」は歴史の転換点としても大きな決戦でした。(そもそも相手にしたポンペイウスからして並みの用兵家ではありません)
その能力は単に統率力や戦術指揮に優れているだけでなく、絶望的に苦しいときでも諦めずに勝機を見出してモノにするという所が単なる天才ではないといった所でしょうか。

④文化面
自身の著作である『ガリア戦記』と『内乱記』は一部散逸ながら今でも読める第一級資料である上、(この2冊を収めた『カエサル文集』は文体・注釈・活字とも古めでやたら読みづらかったのですが) その品質で古代最高の文筆家との評価すらあります。また借金王で有名な下積み時代の派手なイベントの催事ぶりや若いときから宗教面のトップである最高神祇官を務めた点、更にユリウス暦への改定なども評価すべきでしょう。

⑤性格
性格の評価は単に善良とか慈悲とか寛容だけでなく、人間的な魅力でも測るべきでしょう。その点ではやたら他人が彼に金銭面の援助や忠誠を示し・協力している事・若いときから女性にやたらモテている所などなど、更にはこれでもかと言うくらいの逸話の数々。人間的にはこれほど面白い人もそうそう居ません。

・・・
・・・
すみません、短評とか言いながら、もう今日の記事全体で1500字を超えてますねw 書き出したら面白いから止まんないわこれ。

まあ、カエサルはホント惜しいですねえ。地位に関して発した命令を見ると実際既に帝政は始まっていると考えられそうですから、これがあと10年続いていたらと思わずには居られないでしょう。
これが中国の皇帝だと名前の他に『
号』(おくりな=〇〇帝のような)というものがあり、王朝を実質的に開いた人物には生前即位していなくても『号』されている場合があります。過去の例で言うと、三国志で魏を興した曹操は『太祖・武帝』、晋の司馬懿も『高祖・宣帝』と呼ばれていますね。
それと、この企画書く為に、スウェトニウスの『ローマ皇帝伝』を読み返していたんですが、カエサルはその第一巻で登場しているんですね。で、アウグストゥスが第二巻です。この辺考えると同時代人もひとくくりで見なしていたのかなとも思います。(そもそも原題が『カエサルたちの~』だったりしますから)



※今回のめけさんとの企画はちょっとした会話から始まったものでしたが、思った以上に腰の入った数日間だったようです。また歴史に限らずブログ間でのコラボってのは実に面白かったですね。お読み頂いた方々もお付き合いくださいまして有り難うございました~
(またやるかな・・・)


おしまい。

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  1. 2006/08/01(火) 01:36:53|
  2. 歴史ネタ
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コメント

おっと!先にやられちゃったw
わたしも明日カエサルかくべー。
  1. 2006/08/01(火) 01:56:42 |
  2. URL |
  3. めけ #-
  4. [ 編集]

めけさん>>
実は今回カエサルの短評を書き出したら、ココに出した分の倍以上のテキスト量になってしまって、それを切って行ったらこのような中途半端なまとめになってしまったので、いずれ別の機会に別な形式で書くと思います。
(なるべく平易に、地図や表など入れて見やすくしたらいいかなあと)
あと全体のまとめ的なの、私まだ書いてないっすね;;
  1. 2006/08/02(水) 17:47:45 |
  2. URL |
  3. ハミルカル #-
  4. [ 編集]

ハミルカルさん、お疲れ様でしたー。
一門としての名前なら見たことがありますが、個人になるとわかりませんでしたorz
  1. 2006/08/02(水) 18:27:30 |
  2. URL |
  3. uni #3un.pJ2M
  4. [ 編集]

uniさん>>
ローマ人の個人名・家門名・家族名は同じような名前の人がぞろぞろ出てくるから分かりにくいですよね。(女性の名前は、ユリウス一門→ユリアとか、コルネリウス一門→コルネリアとか、クラウディウス家→クラウディアとかets・・・と、もっといい加減だし)
  1. 2006/08/03(木) 08:26:16 |
  2. URL |
  3. ハミルカル #-
  4. [ 編集]

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