打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

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アキテーヌの女領主 2

アリエノール・ダキテーヌ その2
 (1122~1204年_フランス)

 獅子心王の母に。


(アリエノールの子供たち)
アリエノール・ダキテーヌは10人の子を成した偉大なお母さんでもありました。フランス王ルイ7世との間に王女2人、イングランド王ヘンリー2世との間に8人(うち王子5人)、このうちヘンリーとの最初の子だったウィリアムは早世してしまいますが、残りの子の多くが歴史に強く関わってくる存在となります。なかでも有名人となると、やはりこの人でしょうか。

(獅子の子は獅子)
1167年、最後の子ジョンを産むと、アリエノールは浮気の多い夫ヘンリー2世の元を離れて故郷のポワティエに帰ってしまいます。最もお気に入りの次男リチャードを連れて。当時の著述家たちはこう噂します 『獅子の子に気をつけろ』、と。アリエノールもヘンリー王も獅子の名を冠された英傑だったのですね。そしてアリエノールが連れて帰った王子こそ、後の獅子心王リチャード1世だったのでした。まさに『獅子の子は獅子』 を地で行く話ですね。
かといって、少年リチャードにアキテーヌを任せたわけでは有りません。ノルマンディやアンジューなどでも未だに夫ヘンリー2世の影響下にあり、一応名目として兄弟のうち跡目(イングランド王位ほか累代の地)は長子のヘンリーに、アキテーヌ公領は次男リチャードに、三男ジョフリーはブルターニュ侯の娘と結婚してブルターニュ侯にと、それぞれ割り当てだけはされました。末子のジョンだけはまだ与える土地が無く(ラックランド=領地の無い奴)と呼ばれたのですが・・・

(夫or父への反逆)
領地の無い末子ジョンに何とか相手を世話しようとしたヘンリー王は、北イタリアのサヴォワ伯の娘の婿にと画策します。ところが『領地の無い奴』では格好が付かないので、引き出物にアンジュー家の次男以下が代々相続してきたシノンなど3箇所の城をジョン1人に分け与えるよう、長子ヘンリーに命じます。
これに怒った長子ヘンリーは、以前から自分たちに何の権限も与えられていない事に不満を持っていた為、リチャードら弟たちに謀って反旗を翻します。この事件に深く関わっていたのが母アリエノールで、一説には前夫でフランス王のルイと密約を交わしていたと云います。
当然ながらこの反逆は直ちに夫ヘンリー2世に知られ、アリエノールは脱出する前に捕まってしまい、息子達も抵抗及ばずにその後降伏してしまいます。

(文化の保護者)
ヘンリー王の監視下に置かれたアリエノールですが、これで彼女の人生が終わったわけではありません。成長した王子リチャードはアキテーヌの安定化に10年の歳月をかけて励み、その軍才もまた磨かれてゆきます。
そしてアリエノールはヘンリー王の死後、自由となった後も宮廷文化・文芸の保護者として時代をリードし、文芸史に名を残す存在となります。詩人たちは2人をアーサー王と王妃ギネヴィアに見立て、ここでトリスタンとイゾルテの物語も形成されてゆきます。
さらに娘達への教育の成果もあって、この事業は娘、特にマリー・ドゥ・シャンパーニュに引き継がれました。有名な女流作家マリー・ド・フランスや、トロワなどこの時代の著名な物語作家は例外なくこの母娘の庇護下にあったと言っても良いかもしれません。

後に息子ヘンリーが亡くなり、リチャードが王となってからは、十字軍などの外征や領内での戦争続きでほとんど内政を見れないリチャードの代わりに摂政役を務めるなど精力的に活動しています。
更にリチャードが死に、末子ジョンの時代となってからもアリエノールは生き続け、82歳という、この時代の女性としては驚異的な長寿の後に亡くなります。そのなきがらは、幸か不幸かプランタジネット朝歴代の墓所となったフォントブロー修道院に、夫ヘンリー2世・息子リチャード獅子心王の傍らに安置されたのでした。

それほど著名人では有りませんが、彼女はいろんな意味で中世西ヨーロッパの女性としては屈指の重要人物といえる存在だったのではないでしょうか。


おしまい。

FC2ランキング02 多少は冒険楽しむ参考になったかなぁ~
  1. 2006/08/24(木) 00:48:26|
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