打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

レパントと大砲

砲撃戦への転換点(地中海編)


今週からイベント 『レパントの海戦』 が始まります。
そして先週のアップデート。となると共通項は

大砲

これでしょう。
時代を先取りして大砲を集中運用するか、歴史に忠実にガレアスなどの大型ガレー船で白兵で圧倒するか、プレイヤーは存分に歴史イベントを楽しむ絶好の機会だと思います。
1571年のレパントの海戦は、それまで2000年以上に渡って海戦の主役だったガレー船による白兵主体の戦術から、砲撃主体の戦術へと移ってゆく時代の、その最後となった大海戦としても知られています。
更にこの後、1588年のアルマダ海戦では長射程の砲艦主体の編成だったイングランドが、ガレアス・ガレオンと改装帆船を主力とした白兵主体のイスパニアを結果として破る事となり、砲撃戦への流れは決定的となります。(と言っても、沈めるのではなく、マストや帆などを破壊して航行不能を狙うのですが)

実際、レパントと言えば 『ガレアス』 の投入とその後の白兵戦が大きなトピックになっているでしょうが、ガレアスも含めて大砲搭載艦も一部で集中運用されていた海戦でした。両軍の火力の比較で言うと、キリスト教国側の大砲の合計が約1800門、オスマンが約750門と、キリスト教国側が優勢でした。まあこれが大勢に影響を与えたかと言うと疑問なんですが、これだけの大砲が実戦に投入されただけでも大砲の歴史としては記録されるべきなんでしょうね。

(話が飛びますが)
大砲の鋳造は、ヨーロッパでは14世紀後半から始まったとされています。その後、オスマントルコが1453年にコンスタンティノープルを包囲攻撃した際にはハンガリー人の技術者を招いて大砲を運用していたと言いますから、技術の伝達速度は結構早かったといえるかも知れません。大航海時代は、正にそのコンスタンティノープル陥落の衝撃がヨーロッパ人の外界進出へのエネルギーに繋がっている部分もあり、その優位性を一時的にでも食い止めたレパントの海戦は歴史の転換点としてもトピックとなるんじゃないかと思います。
大航海時代の発展期である1500年代前半、この当時の大砲は製造の基礎技術である冶金技術の未熟さから大口径・長砲身で強度に優れたものは出来ませんでした。素材で言うと青銅と鉄で、砲身への鋼の登場はまだ後のことです。
DOL世界は1520年代と思われますが、その半世紀後のレパントの時代ですら大型砲弾を撃ち出せるキャノン砲がようやくできたかなぁと言う段階で、1588年のアルマダ海戦時でカルヴァリン砲+キャノン搭載と言った状況です。だから1744年になって開発されたカロネードの搭載なんて夢のまた夢・・・。

まあそんなこんなで、レパントRPを徹底的に楽しむなら、『カロネードは使用禁止』とかを自分に課して戦うのも立派かなと思いますが、軍人さんでも苦しいでしょうから無視して頂いて構いませんです、ハイ。


おしまい。

FC2ランキング02 ←参加中ですー。
  1. 2006/10/19(木) 17:39:16|
  2. 歴史ネタ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<マルチ生産者な日 | ホーム | 価格設定に困る。>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://hamilcar.blog64.fc2.com/tb.php/168-007a09fe
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

このブログはリンクフリーです。

ハミルカル・バルカ/メルカルト

Author:ハミルカル・バルカ/メルカルト
サーバー:Eos
所属  :イスパ
商会  :たまごのしろ/世界の船窓から
Twitter :hamilcar_notos

FC2カウンター

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
オンラインゲーム
372位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
大航海時代オンライン
13位
アクセスランキングを見る>>

最近の記事

カテゴリー

最近のコメント

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

最近のトラックバック

ブログ内検索

RSSフィード

RSSリンクの表示

著作権について

大航海時代 Online』に関わる著作権、その他一切の知的財産権は、 株式会社コーエーテクモゲームスに帰属します。 このホームページに掲載している『大航海時代 Online』の画像は、 『大航海時代 Online』公式サイトにおいて使用許諾が明示されているもの、もしくは『大航海時代 Online』の有効なアカウントを所有しているユーザーが株式会社コーエーテクモゲームスから使用許諾を受けたものです。