打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

ダイヤモンドの宝庫? その2

秘境の宝石


なんだかインディ・ジョーンズみたいなサブタイトルですが、ダイヤモンドの続きです。
前回、ダイヤモンドを始めとした宝石が、アフリカ・インド・オーストラリアなど旧ゴンドワナ大陸で揃って産出している話を書きましたね。で、今回書きたいのは南米大陸の話です。
中学の時だったか、『大陸移動説』の説明をする時に象徴的な話を習ったこと有るんじゃないでしょうか。南米大陸の東側とアフリカ大陸の西側の海岸線が似ていて、両大陸の地図を動かすとくっ付くぞってアレです。
確かに似ている、というかくっついていたのは間違いなさそうですから、あの例え話は説得力あります。で、傍証として南米とアフリカには動植物などの生態系にも非常に近いものがある等々・・・。

ここから本題。そこまで推理を進めると、
『じゃあ、アフリカ西岸から中央部に集中しているダイヤモンドはどうなのさ!』
って考えた人がいたかどうかは不明ですが、答えは大当たりです。
実は南米でもダイヤモンドは出るんですね。
ですが現状、産出量では1000万カラットにも満たない、世界では小規模産地でしかありません。
でも、この南米にはまだ全く未開発の大鉱山が間違いなく眠っています。
それもとんでもないところに・・・・。
正にインディ・ジョーンズ並みの冒険者じゃないとこんなの気付きません。
その場所とは、ギアナ高地のある一角。
ギアナ高地はアマゾン川の北、街で言うとカイエンヌの西側から西北西に延びる、
高さ2000~4000m級の高山地帯です。この地方は未だにほとんど未開発で地球上の最後の秘境とも言われるのですが、ここのある場所ではおよそ数百年も前から『ダイヤが出るぞ出るぞ』と噂になっていたようなんですね。
そのとある地帯、秘境なのにそんなに無名じゃありません。

1912年、コナン・ドイルが発表した小説 『ロスト・ワールド』 は、映画『ジュラシック・パーク』シリーズにも影響を与えた古典SFですが、実はこの小説で調査に訪れた探検隊が恐竜を始め不思議な動植物を発見してしまった地帯こそが、このギアナ高地の中でも『テーブルマウンテン』と言われる山頂が平らになった山々が舞台だったりします。小説『ロスト・ワールド』は、ギアナ高地の 『ロライマ山』が舞台となっていて、この山の山頂は45平方kmもあります。(東京都で言うと千代田区・港区・中央区を合わせたよりも広い)
このテーブルマウンテン、密林地帯から突然高さ数百~千mもの断崖絶壁が立ち上がっていて、その上に平らで広大な地形が広がっていますので、その頂上では外部から隔離された独自の生態系が発達してしまっています。
なぜこんなSFみたいな地形が生まれてしまったかと言うと、それはゴンドワナ大陸の移動で地殻変動が起こった時に、どうやらここギアナ高地がその中心になったらしいのですね。
つまり地球上で最も安定した変動の少ない地帯の一つなのですが、そうなると地殻が割れたりもせず、ただ何億年もの間、雨風による侵食だけが進むことになり、固い岩盤だけが残って断崖絶壁になってしまったと考えられています。こうしてみると本当に恐竜のような太古の生物が生き残っていても全然不思議じゃありません。

さてここで、ダイヤの話に戻ります。
古い古い地層が風雨に晒されて、岩盤だけが残り、何億年も前からの地肌が露出する・・・。
現代ではヘリコプターで直接テーブルマウンテンの頂上にも降りることが出来ますので、
次第に生態系や地質調査が進んで来ていて、その結果実際にテーブルマウンテンのふもとではダイヤモンドを含んだ小鉱石が発見されているそうです。
また『ロスト・ワールド』で登場したロライマ山でも、ダイヤモンド鉱石が発見されています。
そう、全く未開発のダイヤの鉱脈は、ここに眠っているのはほぼ間違いありません。
それにギアナ高地近くの海岸線(カイエンヌあたり)は、かつてアフリカのシエラレオネからサンジョルジュに掛けてのダイヤモンド産地の海岸線と恐らく接していたと思われます。
さらに言うと少し南にあるブラジルではダイヤの鉱床であるキンバリー岩(キンバーライト)が発見され、既に採掘されています。

大航海時代でギアナ高地といえばこの人、サー・ウォルター・ローリー卿(1552~1618年)。
新大陸『ヴァージニア』の命名者でもあり、イギリスの軍人・探検家にして私掠船長・更にエリザベス女王の愛人とも言われるローリー卿は、1594年にエリザベス女王の許可をもらってギアナ地方を探検します。そしてその際には、
『この地帯はダイヤの原石で敷き詰められたクリスタルマウンテンだ』、とすら述べています。
このローリー卿、30代の頃にはコーンウォールで鉱山の監督官を務めて絶大な成果を上げたり、後にトリニダード島でスペインの総督を拿捕した際には金鉱石の見本を持ち帰って報告するなど、鉱物資源の採掘については専門家だったようです。

ところで、このギアナ高地を背後に持った大航海Online世界の街と言えば・・・

そう、カイエンヌ!


だいたいカイエンヌって、現在でも 『仏領ギアナ』 なのですね。
カイエンヌを開発したら、ダイヤモンド出ないかなあ? 夢があっていいと思うんだけど・・・。
というかこういう事なんでどうか出してください。


おしまい。

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イッパツ応援クリ押してってくらさい。。。
  1. 2006/11/05(日) 08:55:39|
  2. 地理史跡
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

テーブルマウンテンも南極も、出るとわかってしまったら・・・そこに大鉱脈があると知ってしまったら、誰かが採掘しちゃうんだろうなあ。
  1. 2006/11/05(日) 14:23:15 |
  2. URL |
  3. uni #3un.pJ2M
  4. [ 編集]

uniさん>>
南極はともかく、ギアナは密かに行ってる人いるかもですが、なにせ着くまでがすごい密林なので持ち帰るのも命がけと言う・・・
  1. 2006/11/06(月) 21:59:50 |
  2. URL |
  3. ハミルカル #-
  4. [ 編集]

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