打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

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古代~中世のロングセラー武器

古代の最新兵器 『弩』


軍事技術というのはいつでも容赦のない、最先端の世界ですから、より進歩したものが一般的になってくると見向きもされなくなるのが通常です。使う方は命がけなのですから、誰が好き好んで旧式の武器など使いたいと思うでしょうか、という事なのでしょう。
ところが古代世界から中世にかけて長いこと、およそ2000年前後も使われ続けてきた武器があります。それが今回紹介する弩(いしゆみ)です。

弩とは、通常縦に持つ弓を水平に寝かせて、弓を引く動作をウィンチのように機械的にした道具ですが、機械的に弓を引くため人力では撃つ事の出来ない強い矢を放つことが出来たのでした。大航海時代Onlineではピサの交易品などで登場する 『クロスボウ』 がそれに最も近い機構をしていますから、あれをイメージしていただければ良いかと思います。

クロスボウのイメージ図はこちらを参照(WIKIより)

(弩の発明)
弩が地中海世界で登場したのは、紀元前399年のシチリア島シラクサではないかといわれます。
この時、シラクサの指導者ディオニュシオス1世は、新兵器を開発するために大規模な資金を投入し、結果完成したのが弩らしいのです。当時シラクサはカルタゴと争っていて、この時完成した初期の弩でも弓より遥かに強い威力を持っていましたので、これに目をつけたほかの国々も多く登場してきます。

(成果と発展)
さてここで登場するのがマケドニアの王フィリッポス2世(BC359~336年在位)。
そう、アレクサンドロス大王のお父さんです。
フィリッポスはこの新兵器『弩』に目を付けて研究を続け、完成した弩は巨大なものに発展してなんと長さ13フィートの矢を発射することが出来たといわれています。(シラクサ弩のおよそ2倍)
フィリッポスの息子アレクサンドロス大王はこの新兵器を戦場で実際に使い、例えばレバノンの大都市テュロスを攻略する際にこの兵器を投入してかなりの成果を上げたとされています。
これ以後も弩は様々な形態に発展して行って、小型な携行式のものから船や城壁に取り付ける大型のものまで見られるようになります。残念ながら連発は出来ませんが直撃すれば甲冑の鉄板すら貫く威力は捨てがたいようで、この兵器はヨーロッパから中国にかけて、全世界的に長期間にわたって使用されるようになり、中には一斉発射式やマシンガンのようなものまで登場してくるようになります。

(衰退へ)
ところがこの弩、大航海時代が始まる直前くらいのヨーロッパでは、残念ながら戦術的には旧式とせざるを得ない大会戦が何度も発生し、結果としてその運用が大きく減ってきています。
その象徴的なのが英仏百年戦争の前半で行われた『クレシーの戦い』と『ポワティエの戦い』でしょうか。この会戦は重装騎兵+弩兵のフランス軍と、歩兵+長弓+騎兵のイングランド軍との戦いだったのですが、連射性と本来優れているはずの命中率でも大きく劣っていたフランスの弩兵隊がほとんど使い物にならずにイングランドの長弓兵の前に決定的な敗北をしてしまいました。
更に時代が下るとマスケット銃兵と槍兵を活用したイスパニアの『テルシオ陣形』が大流行し、更にそれを負かすネーデルラントやスウェーデンの火器を集中運用した戦術が編み出されていって完全に旧式のものとなってしまいます。ただ、攻城戦などの定置物に篭っての戦いではまだ余地があったようですが、次第に銃や大砲の性能が上がってくると軍事的にはその姿を消してゆくことになりました。(後に手榴弾などの投てき器具としても使用されるのですが、それはもう弓矢の一種とは言えないかなあ)


おしまい。

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  1. 2006/11/10(金) 07:09:26|
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コメント

大航海時代の最中、実際クロスボーの取引などあったのでしょうかねぇ?

あっしのブログにカタルーニャ語のことをちょろっと書いておきました。ハミルカル殿の母語ですな。一応間違ってないか見ていただけたら助かります。
  1. 2006/11/10(金) 15:45:36 |
  2. URL |
  3. フリオ・ビエルサ #-
  4. [ 編集]

大きな間違えをしていましたw
ご指摘ありがとうございます。
わかっていたのに間違えてしまった。

自分のコメントに自分のレスするようですが、
暗殺目的では銃器が出た後でも使われていたようですね。
ピサから北アフリカにベルベットとともに暗殺道具を送ってると思うと怖いもんですなw
  1. 2006/11/10(金) 19:46:11 |
  2. URL |
  3. フリオ・ビエルサ #-
  4. [ 編集]

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