打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

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ホントに幻の島?な話

間違い探しですか、これ。

地理上の発見と言うのは単純に発見者の名声が高まるとか言う無形のものだけではなく、
その国の領地が増える事にも繋がるのは新大陸の例を持ち出すまでもないでしょう。
大航海時代以降、国の意向も受けたヨーロッパの探検家たちはこぞって新たな発見目指して繰り出していました。時には真偽の怪しい報告も多く、公的機関の裏付け調査で偽の報告だったものも数多くありました。そして、発見者はなにも探険家に限らず、意外に多かったのがこの職業から。

1841年、イギリスのジョン・ドガーティという捕鯨船の船長が、南太平洋のある場所で2つの小島を発見します。座標で言うとだいたい西経120度・南緯60度付近だったと言いますから、マゼラン海峡の更に南、ドレーク海峡から西に約2500kmくらい進んだ辺りになるのでしょうか。
南緯60度ともなるともう少しで流氷限界ですし、更に行けば南極圏に接近する辺境です。
彼は一応本国にこの事を報告し、その後、1859年にイギリスの王立海洋探検隊がドガーティの報告に基づいて現場を確認し、測量も行います。
更に王立探検隊は1869年にも2隻の帆船で訪れ、このときは海岸近くで再度3日に渡る調査を行ったと言います。実際にこの時スケッチした絵がニュージーランドの新聞にも載った位ですから誰も疑う事無く、この諸島はイギリスの地図には 『ドガーティ諸島』 と書き込まれてしまいます。

さて、問題はここから。
その後、1889年になって付近を航行した船舶が 『ここには何もなかったよ~』 と報告します。
更に付近を航行した船が7~8回同じような報告をしてきた所から、慌てたイギリス本国から調査隊が派遣され、探索範囲を広げてローラー式に探したのですが、なぜか目的の諸島は見つかりませんでした。
そして1904年になってかなり決定的な報告がなされます。
アムンゼンとの南極点到達競争で知られる、あのロバート・スコットの率いるイギリスの第一次南極探検隊が、探検後の帰国ルートでこの近くを通りかかり、探索していたのですね。
流石にスコットもイギリス屈指の極地探検家ですし、スタッフも地質・生物学に秀でた者が揃っていますからこの島のことを知っていたようで、かなり入念に付近の海域を調べるのですが結局見つからず・・・。
ここでスコット隊が 『それなら火山の噴火かなんかで沈没したのかな?』 と考えたのか、
試しにこの海域を測深したところ、なんとそこは水深4200m以上だったとか・・・。(オイオイ)
帰国後にスコットの報告を受けたイギリス本国が愕然となったのは想像に難くありません。

本来ならこの時点で存在しないと断定されるのでしょうが、この話は更にややこしくなります。『私は1893年にちゃんと発見したよ~』 という証言が、なぜか発見してから25年も後にもなって発見者の妻から発表されます。しかも発表を見合わせていたのはイギリス政府との狩猟権上の密約の為だったと言うのですから、なんだか裏付けあるっぽい話になってきます。ところが、その報告に基づいた座標へ勇んで調査に向かった探査船からは、またしても『発見できず』の報告が・・・。
このように段々訳が分からなくなってきてるドガーティ諸島の実在。
そもそも他の場所と間違えようにも、最初に報告された地点から最も近い陸地は1500km以上も離れているというホントに孤島なわけで、流氷なら上陸した調査隊が気付くだろうという事でかなり謎っぽい展開になってしまいます。
というか、実際には無いのなら、発見した島は流氷を疑うのが一番自然なのでしょうが、
それだと2度目・3度目のイギリスの探検隊の報告は何だったの?という話になりますよね。
後に1967~68年に旧ソ連の探索チームがここを訪れて調査しますが、レーダーなどを駆使してもやはり島など見つかりませんでした。

これさぁ、どう考えてもどっかに問題あるわな。。。


おしまい。

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  1. 2007/01/18(木) 21:21:13|
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