打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

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航海者の必需品

と言えばこれ。

大航海時代を支えた発明の最たるものといえば羅針盤(方位磁針)が挙げられるでしょうか。
どんなに船が進歩しても、正しい方位が把握出来なければ航路どころか座標すら分かりませんからねえ。いつまでも沿岸ばっかり航行していたら新大陸なんて見付らなかったでしょうからw
DOL世界でも、測量スキルがなくても取りあえず方位だけは出してくれていますよね。
この羅針盤は紙や火薬と並んで中国から持たらされた発明の一つとされる存在で、
ここまでは普通に教科書とかにも出てくる話でしょうが、今日の本題はここから。

13世紀頃になってペルシャ経由でヨーロッパにもたらされたらしい羅針盤ですが、本家の中国ではその更に2000年近く前にはすでにその原型が完成していたと言われています。
残っている最古の記録では紀元80年頃の書物に見られますし、実際にはその数百年前には完成していたとも考えられています。この中国の羅針盤は 『指南』 と呼ばれ、文字通り北ではなく南を指す器具でした。今でも人に何かを教えることを 『指南する』 というのはここから来ています。で、形状はというと、東西南北を描いた平らな板(青銅など)の上に、『磁気を帯びた柄杓』というかラーメン食べる時に使う蓮華の形をした器具が乗っていて、この柄杓の柄が南を指すという物でした。
柄杓の形が選ばれたのは、北極星の横にある大熊座の形を模した物だといわれています。
つまり、『北斗七星の柄の部分の延長上に北極星があり、ほとんど動かず方位上の目印になる』というのを既に紀元前の段階で知っていた事になります。この柄杓の材質は翡翠などの天然鉱物が使われていたようで、しかも磁気を失わずにいる希少なものを使っていたらしいですね。他にも『指南車』や『指南魚』などのバリエーションがあったのですが、黄帝や周公が作ったとかって伝説の真偽のほどは流石にちょっと微妙・・・。
さてこの指南、実際の精度はまあそれほどでもなかったでしょうが、こうした器具を用いて中国の航海者は13世紀頃までには東アジアはおろか東南アジアからインドに至る航路の詳細な航海図を作っていたと言われてますから、技術的にも活動範囲の上でも当時の中国はヨーロッパを遥かに超える存在でした。
また、当時の中国の航海者は更に一歩進んで磁気偏差についてもある程度知っていたようで
、『羅針盤と実際の南とでは、少し東にそれている』という記述があり、14世紀頃までにはその誤差が羅針盤の上にも刻まれていました。ヨーロッパ人がこれに気付いたのは1492年のコロンブスの航海時だったと言われてますから、およそ100~200年の遅れが有った事になります。

さて、なにも早いのは中国だけではありません。
実は中米にも古くから磁気で方位を指し示す器具が存在していたという説が・・・。
1960年代、メキシコのヴェラクルス州にあるオルメカ文明の遺跡で発掘調査が行われた際、
つまり紀元前11~15世紀の遺跡なのですが、ここから出土したものの中に奇妙な鉄の棒が見つかります。
この棒は不自然に曲げられていて、しかも中央に溝が彫られており、絶対に天然で出来たものではなく、むしろ相当に高度な技術を持った職人でないと作れないものだったといいます。
そして水を入れた器にコルクのマットを浮かべ、その上にこの曲がった棒を置くと北から少しずれたある一定の方位を常に示した・・・って、これって一体・・・。
しかもこの棒は実験中に2つに割れてしまうのですが、この調査に居合わせていた物理学者のカールソンという人はこの事故をヒントとして、『もしこの棒の破片に2倍の長さがあれば、磁石として南北から少しずれた一定の方位をきちんと示していただろう』と結論付けます。
実際、ここら辺で見つかっているオルメカ文明の遺跡の多くは北から西に8度キッチリずれた方位で建てられている物が多く、航海に使うものでないとしても、大航海時代の2500年前には既にこのようなものが古代のメキシコで使われていたのですね。

ヨーロッパ人が最新技術と思って装備した物が、西でも東でもとっくにその原理のものが使われていたことがあったらしいというのは中々に面白く、見付けてもらったのは実はヨーロッパ人の方じゃないのかぁ? とも思ってみたりして^^




おしまい。

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