打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

最速船競争の話 その1

最速帆船の速度競争

この世界における船の速度って、実際と比べてどうだったんでしょう?
ちょっと判っているものから比較してみようかとふと思ってみたり。
ただ、最高速がどうのと言ってもDOL世界には速度計がないから比較しようが無いので、
航海日数でなんとなく体感してもらったほうがいいかと思います。

<ケース①:ティークリッパー>
19世紀の帆船におけるトピックと言えば、
最速を誇った新鋭クリッパー船によるお茶の輸送競争は超有名ですよね。
正に帆船世界の華と呼べるこの戦い、日数と距離は実際のところどうだったのでしょう。
19世紀、イギリスではお茶の習慣が一般化するようになり、更に1834年には東インド会社による独占貿易が崩れて自由に取引ができるようになります。自由貿易ともなれば、その年に出来たてのお茶を人より早く飲みたいと思うのは自然な心情でしょう。目聡いロンドンの商人がその商機を逃す筈も無く、最速を誇った新鋭クリッパー船を整えて中国の上海などから出港させるのでした。
でも、1番速くヨーロッパに着けば初物ですから高値で売れて大もうけですが、同じこと考える人は当然いるわけで、1日でも遅れてしまえば価値は落ちてしまいますよね。
ここでクリッパー同士の熱いレースが生まれてきます。(いわゆるティー・レース)
争った航路は中国からイギリス、ではこの時代で最速クラスの船はいったい何日で到達したのかと言うと・・・。

まず、とある船は107~122日という記録が残っています。
そしてこの船、ロンドンのテムズ河畔のグリニッジに今もあり、スコッチウィスキーのラベルにも残っています。そう、カティーサーク号ですね。
1869年に進水したカティサーク号は非常に細長い船体をしていて、尚且つ安定性が高く、
荒天時の操船も容易という素晴らしい船でした。
(ちなみに進水したのはスエズ運河が開通した数日後だった)
史上有名な1872年のサーモピレー号との競争では、途中大きくリードしつつも舵が壊れてしまってサーモピレー号に敗れてしまいますが、それでも122日で到着しています。

1866年、中国の福州(台北の対岸あたり)からほぼ同時に3隻のクリッパーが出港します。
この3隻、エアリアル号・ティーピング号・セリカ号は、とんでもなく早かったにも関わらず
なんと数時間という誤差でほぼ同時にロンドンに到着して長く伝説となります。
しかもこの時の航海記録は5/30~9/6ですから、実に99日で到達している事になります!

99日で中国→ロンドン・・・、これ距離にすると25000kmくらいあったらしいのですが、
DOLだと何日で到達できるのか、ここら辺はぜひ検証したいですねえ。
これ、傍証的な考え方だと、
福州→ジャカルタ、ジャカルタ→リスボン、リスボン→ロンドン が航路的に一番近そうです。これで試算したらどうなんでしょう、商会員のみんなに聞きつつちょっと見てみます。。

①まず、ジャカルタ→リスボンは、最短距離でも85~90日前後は掛かりそうですね。
  (リス→ジャカルタとは風がぜんぜん違いますから微妙かも)
②次にリスボン→ロンドンが12~13日位ってとこでしょうか。
これでもう100日前後。
残りの福州→ジャカルタですが、これ直線距離で約3900kmあります。
これはヨーロッパだとセビリア~アレクサンドリアかリスボン~シエラの少し先位にあたり、
商会員に聞いたところセビ~アレクがだいたい18日くらい、リス~シエラが15日位じゃないかって事です。となると現在最速クラスの-18%クリッパーあたりが中国→ロンドンに挑戦しても、無災害でもたぶん120日前後は掛かりそうです。と言うことは、実際の最速クラスのクリッパー級と比べたら15~20%くらいスピードで劣っている訳で、長距離の航行能力はもうちょい調整の余地が有るんじゃないでしょうか。

よく言われている速度キャップの件、結構うまく調整されてはいるものの、東アジアが登場してきたら流石に移動のストレスについては少しでも解消して欲しいと思うわけですねえ。


次回は近~現代の最速競争について!



おしまい。

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  1. 2007/03/24(土) 21:38:22|
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