打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

バルト海の数奇な島

えー、インドでやっていた海事修行がようやくLV50に達しましたので、
このあと一時転職して交易上げでもしようかと思っているハミルカルの中の人です。

ところで、海事LV50で乗れる船と言えばそう、例のバルティック・ガレオン。
以前、公式サイトに出てた新型船SSの紹介文から3層甲板→砲5スロット船と予想したのに見事に外れたのは申し訳ない所でした。ただ、ふたを開けてみたらJBのパーツが 『2層甲板大型船体』 ・・・って、あの文は一体何だったのか謎ではありますが、それでも欲しいことには変わりありません。(部品はある程度自分でも作れるから誰かに造船頼もうかなあ) と言うことで近々ストックホルムに行くことになりそうです。

ところで、バルト海も奥まった、前出のストックホルムのまだ先、もうボスニア湾になろうかという所にそこそこ大きな島々があります。大小6500個もの島々からなるこの諸島群をオーランド諸島と言いますが、位置としてはストックホルムの北東対岸部分にあるので目にしている人も多いでしょう。それに確かここは、海事クエでも出てた気がしますね。

DOLバルト海b
【オーランド諸島はここ】

このオーランド諸島、大航海時代の前にはスウェーデン人が入植していたと思うのですが、現在ではフィンランド領です。ところが文化的にも歴史的にもスウェーデン人との繋がりが深いので、ここの公用語は今でもスウェーデン語、フィンランドではありますが自治権を与えられている事もあってフィンランド色はかなり希薄です。

オーランド諸島がなぜ現在フィンランド領になっているかというと、時代は1809年に遡ります。
以前ちょろっと書いたロシア・スウェーデン戦争、このうち1808~1809年に勃発した第二次戦争で、ロシアはフィンランドに軍を送ります。残念ながら露8万VS瑞典1万では勝負にならず、フィンランドに駐留していたスウェーデン軍は降伏し、ここでスウェーデンはフィンランドを失うかも知れないという危機的状況に陥ります。(と言うか既にもう負けているんだけどw)
これと前後して、まだスウェーデンが持っていたドイツ側での領地ポンメルンもフランス軍の侵攻を受けて失ってしまい、どう見てもスウェーデンとしてはもう完全に敗色濃厚というのが1808年末までの状況でした。
そして翌1809年、当時のスウェーデン王はグスタフ4世で、反ナポレオン・反革命を信条とするこの人はそれでも諦めません。外交面を整えて更に3万人以上もの徴兵を行い、しかも親征、つまりグスタフ王自ら兵を率いてフィンランド回復の軍を起こします。
で、このときスウェーデンからフィンランドへの進軍ルートとなったのがオーランド諸島だったのでした。
結果はと言うと、フィンランド南西部へ上陸こそ成功したものの、倍以上もの数でしかも軍備を整えたロシア軍に迎え撃たれては明らかと言うべきで、会戦の末スウェーデン軍は大敗を喫してしまいます。その後、逃亡するスウェーデンの敗残軍に対してロシアは追撃を行い、進軍ルートとなったオーランド諸島もまたこのとき占領されてしまったのでした。

これ以降、フィンランドとオーランド諸島はロシアの影響下に置かれて1917年のロシア革命時のフィンランド独立まで続くことになりますが、ここで最後の問題が。
そう、もともとオーランド諸島はスウェーデン領であり、人も言語もスウェーデン。
と言うことでオーランド諸島の返還を求めたスウェーデンとフィンランドとの間に領土問題が持ち上がり、当事者だけでは解決せずに紛糾します。この問題は当時の国際連盟にまで持ち込まれるのですが、この難問の調停を担当した人の中に実は日本人がいたのでした。

この頃の国際連盟で事務局次長だったのは、後に5000円札の肖像にもなったあの新渡戸稲造さん! 『武士道』の著者でも知られる彼が、フィンランドとスウェーデン両国への調停案の作成者となって動き、地元オーランド諸島民はスウェーデンへの帰属を希望したものの適わず、その代わり最終的にフィンランド領ではあっても自治領として1921年に確定します。


おしまい。

FC2ランキング02
 ←押してね!
  1. 2007/04/01(日) 15:19:24|
  2. 歴史ネタ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<決戦の日! | ホーム | マリーさんへ・・・>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://hamilcar.blog64.fc2.com/tb.php/324-f37da981
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

このブログはリンクフリーです。

ハミルカル・バルカ/メルカルト

Author:ハミルカル・バルカ/メルカルト
サーバー:Eos
所属  :イスパ
商会  :たまごのしろ/世界の船窓から
Twitter :hamilcar_notos

FC2カウンター

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
オンラインゲーム
372位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
大航海時代オンライン
13位
アクセスランキングを見る>>

最近の記事

カテゴリー

最近のコメント

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

最近のトラックバック

ブログ内検索

RSSフィード

RSSリンクの表示

著作権について

大航海時代 Online』に関わる著作権、その他一切の知的財産権は、 株式会社コーエーテクモゲームスに帰属します。 このホームページに掲載している『大航海時代 Online』の画像は、 『大航海時代 Online』公式サイトにおいて使用許諾が明示されているもの、もしくは『大航海時代 Online』の有効なアカウントを所有しているユーザーが株式会社コーエーテクモゲームスから使用許諾を受けたものです。