打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

ベーリングの探検隊 その3

第二回目の探検 そして・・・

1733年、ベーリングはユーラシア大陸東端部に向けての探検に再び乗り出します。
しかも、今回の陣容は前回とは比べ物にならないほどの大部隊でした。
人員600名余り、航海者だけでなく軍人・技術者・学者など実に多彩な専門家を動員して(というか雑多すぎる気も・・・)のこの探検隊、目的はアジア方面からのアメリカ大陸の発見とそれに伴う航路の開発、地図の作成、新港の確保と領土拡大、金銀等の入手などでした。
後に大北方探検隊とも呼ばれますが、もう純粋に探索というよりも国家事業と言えるくらい、この時代の探検隊としてはスケールの大きなもので、最終的にこの計画は11年に渡って行われることになりました。
今回はベーリングの周辺についての記述に絞りたいので細かいところは割愛しますが、
例えばこの探検隊の一支隊は千島列島沿いに南下して1739年にロシア人として初めて日本の本土を発見し、更に安房(千葉県南部)で地元民と接触したり紀州まで南下するなど広範囲に行われたのですね。

さて、大遠征隊の隊長となったベーリングは当初の編成を終えると、先遣隊を率いて1733年の2月にサンクト・ペテルブルグを出発します。ところが今回の探検隊は彼の全く知らない人間が多すぎ、また科学者などは命令を聞かない傾向も強く、非常な苦労を強いられることになります。
結果、シベリア横断と探検の準備だけで3~4年間を費やすことになり、ベーリング自身がオホーツク港を出て前線基地となるカムチャッカに着いたのは1741年の6月と、この時点で既に出発から8年以上が経ってしまっていました。
そして1741年7月、今回は一回り大きい80フィート級(約24m)の2隻の帆船を建造したベーリング隊はいよいよカムチャッカからアラスカ方面へと探索を開始します。ところが2隻の船、聖ピョートル号と聖パーヴェル号は間もなくお互いを見失ってしまいます。そんな厳しい状況の中、1741年7月17日(7/16という説も)にベーリングの乗っていたピョートル号はなんとかアメリカ大陸を発見してアラスカ南岸のカイアック島というところに到達します。その後は南西方面へ戻りつつアリューシャン列島などを発見し、更に西に向かったのですが、ここで彼らの運命は大きく変転します。

1741年9月、既に発病して船室から出られなくなっていたベーリング率いるピョートル号は嵐に遭ってほとんど難破状態となり、1ヶ月以上も漂流した後に現在のコマンドルスキー諸島という所に漂着します。コマンドルスキーとはロシア語で『隊長・指揮官』という意味で、彼らが漂着した島は後にベーリング島と名付けられました。

カムチャッカ周辺図
上の地図で見れば分かりますが、彼らはもうカムチャッカ半島まで200kmちょっと、
ペトロパブロフスク・カムチャッキー(ニジニ・カムチャッカ)までは700km足らずという地点まで戻って来てはいたのです・・・。
1741年12月、もう動けなくなっていたベーリングは残念ながらここで亡くなります。
残った船員たちは翌年ピョートル号を解体してボートを作って脱出し、8月になってペトロパブロフスク・カムチャッキーに帰還し、数々の地理的発見の情報を持ち帰ったのでした。


その後、このベーリング隊が到達したアラスカはロシア領となりますが、後にその鉱物資源や戦略的な重要性からすればとんでもなく格安でアメリカに譲渡されてしまいます。ベーリングら先人たちが命を懸けてこの土地を探索した事を思うと、なかなか複雑なものがありますが。
次回はベーリング隊が発見した生物たちについて書く予定です。


つづく。

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  1. 2007/05/01(火) 07:20:13|
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