打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

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蒼き狼の末裔たち 外伝その1

苦境の聖王 その1

今回は、先日まで書いていた『蒼き狼の末裔たち』シリーズの外伝的な話を。
シリーズの第1回で1250年代にイラン・イラク・シリアへ攻め込み、後にイル・ハン国を建てることになるモンゴル王家のフラグについて書きましたよね?(もう忘れてると思うけど)

この時モンゴル軍の主力は1259年に大ハーンのモンケが死亡したこともあって途中で撤退し、
残った駐留軍はシリアのイスラム勢力に対抗するために現地のキリスト教徒と共闘する歩調を取ったのですが、この時は大きく国として同盟軍を組むところまではいかず、またキリスト教徒側・モンゴル側共に戦力が不十分だったこともあり、イスラムの名将バイバルスに敗れてこの地を失ってしまいます。
しかし、これがもしほんの10年前か後、つまり1240年代か60年代の後半に実現していたら中東の世界地図は少し違ったかも知れなかったのです。それも実際にチャンスはあったのですから。
もちろん歴史にIFはありませんが、可能性を書くだけなら自由ですからね^^


(使節たち)
さて、時代はちょっと戻って1245~46年、プラノ・カルピニが陸路モンゴルへと向かっている間に他の使節も派遣されていたことは以前ちょっと書きましたね。
主だった者を挙げると、フランスはロンジュモーのアンドレ、イタリアはロンバルディアのアスケリヌス、イベリアはアラゴンのドミンゴといった人たちはトルコやシリア方面を通ってアルメニア付近まで前進していたモンゴル領内へと向かっています。

このうちフランスの聖王ルイ9世によって派遣されていたロンジュモーのアンドレはシリア付近まで辿り着き、そこから北メソポタミアまで前進していたモンゴル人の居留地を目指していました。ところが現地のイスラム系の領主たちはこのみすぼらしいキリスト教徒たちに対してほとんど何の援助も行わず、逆に彼らをキリスト教圏とモンゴルが共同歩調を取ってこの地へ攻め込んでくる為の密使か諜報員の類と疑って見たのでした。
東ヨーロッパへのモンゴルの襲来が去ってまだ5年、なんとか情報を得て・できれば関係を築きたいとして使節を送り出したばかりのキリスト教徒側としては思いもよらない疑いなのかも知れませんが、この頃大きく動いていた世界情勢を考えるとイスラムの領主の懸念はごく真っ当なものだったのです。何しろこれが数年後には実現しかかる所まで行っているのですからね。

一方、更にアンドレの後を追っていたロンバルディアのアスケリヌスは遂にアゼルバイジャン付近にあったモンゴルの前線基地に辿り着き、当時この方面のモンゴルの軍事総督だったバイジュに面会します。残念ながらというかアスケリヌスはキリスト教徒として頑迷な者だった様で、その尊大な態度とキリスト教への改宗を迫る姿勢は面会したバイジュを激怒させてしまいます。
幸いバイジュの妻が必死にとりなしている間にモンゴルでは政権交代があり、軍事総督バイジュは解任されて次にエルジギタイという男が総督として赴任してくることでアスケリヌスはなんとか解放され、大ハーン・グユクから教皇へ当てての知らせを預かって帰国します。
このエルジギタイという男がまた曲者だったのは、まだ知る由も無かったのですが・・・。


(情報)
こうして1246~47年、帰国してグユクからのメッセージと報告書を書いたプラノ・カルピニ、
シリアへ行ったアンドレ、アルメニアの軍事総督と会って同じくグユクからのメッセージを預かったアスケリヌスと、複数の報告が教皇の下へと相次いで届きます。
彼らの情報を最大限に都合よく解釈すると、
『モンゴルには相当にネストリウス派のキリスト教が浸透していて、宮廷にも大ハーンにも大きな影響力を持っているからそのうちキリスト教に改宗する可能性がある』
そうなると、
『東方キリスト教会とカトリックで汎キリスト教の同盟関係が築ける可能性すらあるかも??』
よくまあ、自分に都合のいい解釈で報告し、更にそれに乗ってwktkするものだとは思いますが、気の利いたものならそれをちゃんと割り引いて受け止めてるでしょうからどっちもどっちです。
でも、受け止める側が期待を込めてこの報告を聞いたのも分からなくもありません。

折りしもこの時既に、
教皇とそれを庇護するフランスの聖王ルイ9世はある計画を実行に移す所に来ていました。
そう1248~49年の第7回十字軍まであと1年という所に・・・。
(なんだか長くなりそうなので続きは次回に。)


つづく。

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