打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

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蒼き狼の末裔たち その16

内乱から再生へ

(グユク対バトゥ)
1246年に第3代の大ハーンとなったグユク。
父に似て大酒飲みであったと伝えられる彼の資質は、武勇こそ若いときから大遠征に参加して磨かれてはいたものの、残念ながらいささか狭量・粗野な面が目立ち、広い度量と気宇の壮大さ・人望といった面では遠く父には及ぶものでは無かったと見られています。父オゴデイも生前グユクを大ハーンにはしないように伝えていたらしいのですが、正式な跡継ぎを決めないままに亡くなったのがこの混乱を生んだ要因となってしまったようです。

一方で大ハーンを決めるクリルタイにもグユクの即位式にも参加しなかったバトゥとの確執は決定的なものがありました。グユクの元にはチャガタイ家の後継者ブリなども支持に回っており、モンゴル王家はチンギス・ハーンの長男ジュチ家と末子トゥルイ家対、次男チャガタイ家と三男オゴデイ家の2派に分裂する様相となっていました。この情勢では外征どころではなく、新たにアルメニア方面の軍事総督となったグユク派のエルジギタイにしても兵力は温存させて外交面から揺さぶる程度に留めておき、自らは国内の動きに備えるほうが得策と判断した可能性は高いと思われます。

その後、グユクは視察と称してバトゥの本拠地であるジュチ・ウルス(キプチャク・ハン国)に近い地方へ軍を動かしながら西へ発ちます。そのままバトゥを誅するのではと思われたその移動の途中、1248年にグユクは急死してしまいます。酒色にふけり過ぎた故の早世と記録に残る一方で、危機を察知したバトゥによる暗殺の可能性を唱える歴史家もおり、この件はモンゴル史の中でもいまだに大きな謎として残っています。
(そもそもモンゴル史の第一資料は極端に少なく、『元朝秘史』は残るものの、もうひとつの重要史料であるラシード・ウッディーンの『集史』が各地に断片的に残る程度にまで散逸してしまっており、しかも日本語訳されたものがごくわずかといった状況ではなかなか困難なのも仕方ない気がします→ 『集史』 についてはまたの回で取り上げます)

さて、即位後わずか2年で急死してしまったグユクの跡をめぐるバトゥ・モンケ派の巻き返しはすさまじいものがありました。グユクの子でグユク派が次のハーンにと考えていた遺児シレムン・そしてチャガタイ家を除くほとんどの王族・豪族を取り込みモンケ支持に寝返らせ、モンケは次の大ハーンに即位します。その結果、グユク派の王族は処断され、チャガタイ家とオゴデイ家はほとんど解体寸前にまでされてしまったのでした。
後に、この時点では弱体化したオゴデイ家の生き残りからはハイドゥという大物が現れて帝国を二分するまでに勢力を広げるのですが、第4代モンケによる政権掌握は、分裂の兆しを見せ始めていたモンゴル帝国の引き締めと再拡大の時代をもたらしたのでした。

(モンゴル帝国の再生)
こうして、1242~1250年頃まで続いた長い長い混乱期を抜け、
蒼き狼の末裔たちは再び草原を駆け出します。
そして、その後の30~40年間でモンゴル帝国は最大版図を成します。
東では日本へ攻め込んだ文永・弘安の役はその延長線上のことですし、南は大理国・南宋を制圧した後ビルマ・ヴェトナム・ジャワ方面へまで戦いを拡大させます。そして西はアラブに攻め込んでアッバース朝を滅ぼした後シリアを制覇する直前まで挑戦するところとなります。このモンゴルによる影響が、後に20世紀の直前まで政治勢力や民族の課題として残っていた事からも彼らのエネルギーの巨大さが伺えるのですが、そこら辺はまた後ほどの題材とします。

さて次回は、とある女性の話から入ります。
その人についてはこの時点で書いておかないとこの先の話が見えなくなりますので。
ヒントは 『キリスト教』 ですが、誰かわかった人、言っちゃだめですよw

おしまい。

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まだ本編に入れません・・。

テーマ:大航海時代Online - ジャンル:オンラインゲーム

  1. 2007/12/11(火) 16:10:32|
  2. 蒼き狼の末裔たち
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