打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

人類の宝は その2

昨日の続きから

展示物を見た中でこれは!と思ったのを3点ほど挙げておきましょうか。

1)殷代の青銅器
(2点ほど見たけど名称不明)
これはもう、ほんと謎。ほとんどオーパーツに近い物があります。
殷の青銅器は、最初に登場して来た時点で既にもう最高のレベルに達していて、
その後、周・秦・漢から南北朝・隋唐・五代・宋・元・明・清など連綿と王朝が続いてゆくにも関わらず、
これに追いつくものは明代以降でちょっとあるかなという位に時代を隔絶したものがあります。
んー、下手すると現代の技術でもそれなりに高度なのかも。
普通、例えばピラミッドでも稚拙なものから登場してきて、
中盤以降で最高の物が出現し、
その後やや停滞もしくは後退期があり、
更に再度発展してゆく、
というのが一般的な技術の進歩だと思います。
実際、これどうやって作るんだ?ってくらいに内側から装飾部分まですごい細かい出来で、
とても3000年前の青銅器とは思えないものがあります。
ほんと一見の価値アリ。


2)范寛・石濤の山水画
表題が思い出せないけど、范寛の絵の人物の手先と、石濤の書いた柳の枝の動きがすごかった。
見ると分かる、 『あ、これ魂はいってるわ』 という感覚。
象牙や焼き物などの工芸品でとてつもなく手間が掛かってる
(それこそ一族三代で作り上げた、みたいな細工物とか)
こうした逸品も確かにすごい事はすごいので、
西洋人や旅行ガイドの人などはこういう目を引く収蔵物を案内しがちなのでしょうが、
時間たっぷり掛けて見て回る機会があると、
むしろこういう一見地味な収蔵品と向き合う事ができていいですね。


3)王羲之の書と、携帯用書道具
三国志の時代のすぐ後に続く晋(東晋)の時代に生きた王羲之は、
書道史上における頂点に立つお人で書聖とすらいわれています。
ちなみに、彼の属する山東省琅邪郡の王氏(琅邪王氏)の直近の一族からは、
三国志の末期に呉を攻撃した王渾将軍、竹林の七賢のひとりである王戎などが出ており、
王羲之は中国でも屈指の名門の出身でした。
ところで同じ山東省の琅邪郡からは、ほぼ同時期の後漢末期にもかなりの人物が出ています。
最も有名なところだと、諸葛亮(孔明)・諸葛瑾・諸葛誕などを出した琅邪諸葛氏あたりですね。

そして、現存する彼のほとんど唯一の真筆ではないかと言われる書の実物は、
台湾の故宮博物院にあり、幸運にも一部を見る事ができました。
しかもこれほど貴重な物なのに、
旅行のガイドなどが全然来ないのですごい静かに鑑賞できた。
至福なるかな。
それから同じ区画には、
彼が使ったとされる外出用の書道具入れが合わせて展示されていました。
(箱の表書きは後世の人かなと言う気がするけどw)
紙・木片・絹布という保存の厳しい素材でできているにも関わらず、
相当にいい状態で保存されていて、
これが1700年くらい前の物とは思えないくらいで、
ちょっとさすがに歴代の中国皇帝に感謝するほかないですね。


まあ、大英博物館とか恐らく行っても一生に一度とかでしょうが、
こんな近くにこれほど見ごたえのある場所があるとはね・・。
うん、またここ来よう。


おしまい。

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テーマ:大航海時代Online - ジャンル:オンラインゲーム

  1. 2008/04/23(水) 20:32:06|
  2. 歴史ネタ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<いいのかなぁ・・。 | ホーム | 人類の宝は その1>>

コメント

生を見てきたばかりという興奮が伝わってくる感じで楽しめました。自分も行ったことはあるのだけど、人と一緒で時間も限られていたので殆ど観られなかったのが残念。レポートその3に期待ですw

殷代の青銅器はあの濃密さを生んだ精神がその後どこへ行ったのかというあたり本当に謎ですよね。表参道の根津美術館へ行くと、企画展が目的でも大抵殷の青銅器の前で予定外の時間を過ごしてしまいます。

山水画の構図って今の目でみても新鮮なものが多いけど、唐宋あたりの山水画が中世の日本美術に与えたインパクトってヨーロッパにおけるジャポニスムみたいなものかもですね。
  1. 2008/04/27(日) 09:13:59 |
  2. URL |
  3. 雨心 #Lhrj2Pbg
  4. [ 編集]

教授>>
散在してるけど、中国の青銅器や書画に関しては日本国内の収蔵品もかなりレベル高いんですよね。(その入手経路とかはまた別の話になっちゃうところもありそうだけど)
根津美術館や京都の泉屋博古館など、資料を調べてくと必ずと言っていいほど行き当たるのは驚くばかり。
  1. 2008/04/28(月) 18:59:37 |
  2. URL |
  3. ハミルカル #-
  4. [ 編集]

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