打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

草原の興亡 その22


紀元前99年、大宛から戻っていた李広利は早くも海西侯に封ぜられていました。
これは彼の妹が皇帝の寵姫となり、一族からは他にも宮廷で高官に登る者が出るなど、
李広利の一族が勢力を持ち始めていた事と深く関わっていたかも知れません。

そして同年、李広利は再び西域へ派遣されます。
この年の狙いは、西域諸国を叩き影響力を強めた事を受けての匈奴領への侵攻でした。
目標は西域と隣接地域を支配していた匈奴の右賢王。
漢としてはここを叩くことで完全に匈奴の西域への影響力を削ぎ、
資金源の一つを絶とうと考えたのかも知れませんね。
この年の陣容は李広利の率いる本隊が約3万強、
そして周辺からの援軍として、李陵ら数隊の増援を当てていました。
しかし匈奴としてもこれを漫然とただ見ているわけでは有りませんでした。
結果として本隊の李広利は右賢王を討って1万余りの戦果を挙げたものの、
帰還する途中で匈奴の大軍に包囲され、6~7割もの損害を出します。
更に援軍として合流を目指していた李陵は途中で8万もの匈奴の本隊と遭遇し、
撤退戦の末に降伏した話は以前書きましたね。
こんな感じで、まだまだ匈奴は漢と互角以上の力を持っていることを証明したのでした。

更に紀元前97年、両陣営は再び大軍を動かします。
漢の陣営では、朔方から出撃した李広利は騎兵6万・歩兵7万を、
その他3人の将軍が合わせて8万もの兵でそれぞれ朔方・雁門・五原から出撃します。
これに対して匈奴の単于は10万の兵を率いて朔方の北にある川岸で布陣し、
両者は10日に渡って戦い双方共に大きな損害を被って撤退します。

そして紀元前90年、
再び7万の兵を率いて遠征に出た李広利は匈奴領内で包囲され、
進退窮まった末に数万の軍勢と共に降伏してしまったのでした。
このとき李広利の一族は政敵に呪詛を行った罪で一族の高官がほぼ誅殺されるなど、
政治的にも追い詰められた状況にありました。
こんな中での降伏ですからほぼ亡命と見ても良いかも知れません。
事実、降伏した李広利は単于の娘を与えられて厚遇されたといいます。

そんなこんなで、
紀元前90年代まではやや漢優勢といいつつもほぼ拮抗していた両者の戦い、
これ以降は匈奴の内部からその均衡が崩れてきます。

※この先書くと長いので続きは明日更新します。


おしまい。

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次回は匈奴編の最終回!

テーマ:大航海時代Online - ジャンル:オンラインゲーム

  1. 2008/09/03(水) 07:25:09|
  2. 草原の興亡
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