打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

打倒ローマへの道 第5日目

ハンニバル支援


さて、少し間が空いてしまいましたが、『打倒シリーズ』 を続けます。
(たぶん全体の30%も終わってませんw)
うーん、この話だけ書いていたらそのうち見る人ほとんど居なくなるかも知れませんね。
なんせ史実が決まっている事を、無理やりな仮説と条件と理由くっ付けてひっくり返してやろうっていう企画なんで、メジャーに広く浅くでなく、どんどんマニアックに深く狭くへと読み手を選んでしまっています。
(これが作家だったら絶対売れない;;)




(忘れているかも知れませんので、カルタゴがローマを倒す上での問題点をもう一度書き出しておきます)
①ハンニバル以外の有能な将軍の欠如
②カルタゴ本国の支援不足&現場への無理解
③兵站の欠如
④攻城戦能力の不安
⑤スキピオ・アフリカヌス登場への対応
⑥ローマの同盟諸都市や他国への懐柔などの政略
⑦ハンニバル自身のローマ打倒へのこだわり



このうち、今回は③について考えて見ます。
第1日目でめけさんご指摘の通り、③は②がある前提と考えて構わないと思います。
但し②は政略(やるかやらないか)、③は戦略(実行段階の方向性)となりますので分けて考えました。
距離的に考えても、スペインから南イタリアに運ぶよりもカルタゴ本国からの方が断然近いし、シチリア島ならもう対岸にある近所の感覚です。また物資の補給や傭兵の調達は経済力を背景とした支援なので、開発して間もないスペインよりも本国の方がはるかに大規模に行えます。

大航海Onlineで考えると、『ナポリやシラクサに商品を運ぶのに、バルセロナとチュニス、どちらが速いですか?』 という話です。(バルパル商人の方が多いしバルセロナの火器の方が儲かるヨ、というのは置いといて)
と言うことで、カルタゴ本国からの増援・補給は充分受けられる前提で話を進めます。


では、ちょっと地図を見てください。

西地中海04
                          (西地中海の全体図)

(場所)
実際に支援を行いたい地域の候補は、ローマに近い順で見ると下記のようです。

①ローマから寝返った都市カプア(ナポリ近郊)
②南イタリアにいるハンニバルの本隊
③同じくハンニバルの計略で寝返った都市シラクサ
④ハンニバルの本拠地イベリア



                        
(分類)
上記の地図で見ると主戦場は3地方(①・②は大きく見ると1箇所)と見てよく、
分類すれば①②が決戦地域、③④が支援地域とも考えられます。
兵力ですが、ローマは各戦場へ2~6個軍団を投入しています。
本土守備や拠点防衛の兵も合計するとローマが編成した兵力は、カンネーの敗戦で主力が壊滅した翌年の14個軍団を除けば20~25個軍団前後で推移しています。
(1個軍団=約5~6000人、同盟都市の兵を加えると約9~10000人)

(時期)
一方で実際にカルタゴが成功した支援はイベリアへの増援だけです。
イベリアではBC211年にスキピオ兄弟(アフリカヌスの父と叔父)の2個軍団を壊滅・戦死させています。
シチリアはBC211年にマルケルスによって陥落し、
カプアも6個軍団の攻撃の末に同年に開城しています。
(偶然か必然か、BC211年は①③④の戦場が大きく動いた年となる)
つまり上記4件の支援候補地は
BC216~212年までに増援を行わないと均衡が崩れてしまうことになります。


イタリア南部01B
                      (イタリア中南部~チュニジア付近図)


次回は実際の支援手段について検討に入りますが、
④のイベリアへは実際にカルタゴ本国から援軍を派遣していますので、支援の問題は無いとして除きます。
③のシラクサへは陸路と海路の2手段ありますが、陸路は対岸のマルサラを拠点として確保できれば上陸できそうです。(本気出した時にごく近海の制海権が楽に確保できないようでは勝ち目が無い) 海路はどこに上陸するかですが、BC213の包囲される前なら直接でも可能かもしれません。(但し艦隊戦力を割く必要があり、①②への支援に影響が出る恐れがある)

残る①②のイタリア本土への支援作戦は次回とします。


それから重要なのは、どこで勝負するか、なのですが、最終的にハンニバルが 『ローマを落とすor有利に和睦する』 のが目的とすると、支援の配分又は重点はハンニバルへ直接行うのがベストでしょう。他の地域は極端に言えばその間落ちないでローマの軍団を引き付けておけばいいのですから。



おしまい。

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※追記 6/30_17:50  すいませんすいませんすいませんすいませんすいませんすいま!!
上のブログランキングのタグ、今日一日ただ貼っただけでリンクしてなかった;;
押してくれた方 ひらにお許しを・・・
  1. 2006/06/29(木) 23:32:03|
  2. 打倒ローマへの道
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コメント

話をひろげちゃってごめんですが・・妄想を!

ギリシャ諸都市を札束ではたいて(傭兵を)進軍させることは不可能かなあ?

そうすると兵の移動は容易ですよね。
  1. 2006/06/30(金) 01:20:01 |
  2. URL |
  3. めけ #-
  4. [ 編集]

海路は「メッシナ・パレルモ」かなーと、地図を眺めているとそんな気がします。
特にメッシナなら両方への睨みが利きますし・・・・安直すぎてダメか;;
  1. 2006/06/30(金) 20:31:19 |
  2. URL |
  3. uni #3un.pJ2M
  4. [ 編集]

めけさん>>
面白いし可能とも思えるんですが、ちょっとクリアしたい問題が・・・

カンネー戦の後にマケドニアが余計な参戦・同盟をしちゃってるんで、心理的に反感買ってるかも知れませんねえ。実利的にはマケドニアと手を切ってペロポネソス半島の諸都市を味方に引き入れられれば断然有利かなと思います。(大体ローマ海軍の急激な増強はギリシャ人系の援助が大きいのかな?)

またこの当時のギリシャ系植民都市への戦略が微妙で、西地中海にあるギリシャ系の主要都市(タラコーナ・マルセイユ・ナポリ・ターラント・シラクサあたり)はできれば攻略したいかと。そうすると母都市であるアテネやコリントなどからの支援は厳しい気がします。(ん、植民都市と母都市をまるごと引き入れれば最高か!)
※まあ、この時代のギリシャ人は案外節操が無いんで、傭兵と優秀な将軍・ついでに海軍(海賊でも可)が雇えてターラント辺りで上陸できればすごい楽になりますね。


UNIさん>>
えーと、今日まさにそこを記事にしたんで・・・見た時ヤラレタと思いました;;
  1. 2006/06/30(金) 22:35:49 |
  2. URL |
  3. ハミルカル #-
  4. [ 編集]

アテネやマケドニアは戦略上・心理上むりかなとおもう。
いけるならスパルタ。
あとはセレウコス朝(プトレマイオス朝とどんぱちやってるので余裕なさそうだけど)。
  1. 2006/07/01(土) 03:08:44 |
  2. URL |
  3. めけ #-
  4. [ 編集]

めけさん>>
ギリシア最強のスパルタ出身の将軍と兵が来てくれたら、たとえ2000~3000人でも中核になるし別働隊やってもらえるんで、大金積んででもぜひお願いしたいデス。
あと小都市の人でもエパミノンダスくらいの天才がいたら単身でも呼びたいなあと。
  1. 2006/07/01(土) 07:31:31 |
  2. URL |
  3. ハミルカル #-
  4. [ 編集]

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