打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

打倒ローマへの道 第9日目

ローマ攻略の検討 その3


(攻城戦オプション:兵糧攻め)
都市ローマの『強み・弱み』を考えると、
強み:
丘陵地を利用した立地・城壁や城門の堅固さ・市民=兵士の多さ・道路網による補給と増援の容易さ・植民市の存在
弱み:
人口の多さ・少数の兵では守れない城壁の長大さ・外部の水源地

兵糧攻めは、弱みのうち 『人口の多さ』 を突いた作戦です。
またこれの実施には、ローマの農業生産の変化を考慮した戦略を組み立てる必要があります。

西地中海01


(ローマの農業生産の変化)
ローマ人は農耕民族です。第一次ポエニ戦争以前には、ローマはイタリア半島内の自作農園で穀物を完全に賄えていたと思われますが、戦後徐々にですが大きく生産スタイルが変化してゆきます。
原因として大きいのは、シチリア島・サルデーニャ島と言う初の 『属州』 を獲得したことでしょう。ローマは穀物生産地としてこれらの島を貴族その他に安く貸与し、これら富裕層は大規模な農園を経営し始めます。また従来の島民は、カルタゴに代わってローマに対し通商や穀物の輸出を行う様になります。その結果、イタリア国内の穀物生産は段々と競争力を失い、大規模農園への集約とオリーブ・ブドウの生産へと切り替えが始まってゆくことになりました。

第二次ポエニ戦争のIFで攻城戦を行おうとしているBC215年~212年は、第一次ポエニ戦後から25年が経過しています。この時点でローマの穀物自給率は恐らく相当に低下し、シチリアとサルデーニャの存在抜きにローマ市民に穀物(小麦粉)を供給することは困難になっていたと思われます。更にBC216年のカンネー戦以後は、南イタリアのカンパーニャ・カラブリアといった地方の多くはハンニバルの手に落ちていますので、その地方からの食料の供給もあまり見込めません。


(ローマの人口問題と防衛体制)
一方、都市ローマはこの時代では異常なほどの人口を抱えた大都市で、紀元前225年の時点の軍役該当者が28万人台で、女性・子供・奴隷も含めた総人口はその数倍以上に達していたと思われます。(植民市も含む)
市民の多さは=兵士の多さにつながるローマですから、時間を置いての力攻めには防衛力も非常に高いでしょう。また事前に攻められると分かっていれば、食糧の備蓄や女子供・老人を周辺の植民都市や農村に避難させる等の措置を取っているでしょう。しかし、後にハンニバルがローマを強行偵察した時には、これら一般市民が城壁から大挙して見物していたといいますから、本気で数年籠城する対策を取っていたとは思われません。
おかしな話ですが、
たとえカルタゴが増援により10万人以上の兵力で攻撃しても、包囲する側よりされる側の方が人数が多いわけで、補給物資の必要数は防衛側の方により負担が掛かる状況にあります。

つまり、カンネー戦直後(1年以内)にハンニバルが大規模な増援と補給を受けて攻城戦に着手していれば、相当有利な状況で開始できる可能性が高いと思われます。もしここでローマ側が包囲を嫌って平地での会戦に挑んでくるようであれば、ハンニバルにとっては尚更望むべき状況になってゆきます。本来の騎兵戦力を活かせますし、まだこの時点でローマにはハンニバルに決戦を挑める武将は育っていないのですから。

ハンニバル支援ルート03
             (兵糧攻めの際の第3ルート)

ここでもう一度地図を見てみると、
前回までにシチリア島の制圧とイタリア本土までの補給路の検討を行っています。ここから上記の状況を考慮した補給路を更にもう一本足すと上の地図の様になります。
つまり、『もう一方の穀物供給地であるサルデーニャ島を奪取して、ローマの補給を絶ち、なおかつローマの対岸に補給地を確保する』 作戦です。

これにある程度の兵力を割く事は通商民族であるカルタゴ人なら積極的に参加するでしょう。現にハンニバルに支援することは渋った本国の政治家ハンノですが、サルデーニャ島へは軍を送っています。(将も兵も力不足で失敗していますが)
サルデーニャ島の状況としては、本土が攻撃されている時に大規模な増援を送る余裕はありませんから、1~2個軍団程度での防衛が限界と思われます。
但し、カルタゴとしては重要な戦略拠点ですから、水準以上の将軍とシチリアを攻略した後の軍を送り、敵の穀物生産地の奪取と補給路の確保に充てます。

シチリアとサルデーニャ、更にカンパーニャという主要な穀物生産地を失ったローマが食べさせなければならないのは、数十万人が口にする毎日の食料です。この状態で本当に何年もの籠城に耐えられるでしょうか? また籠城は相手が諦めるか援軍が来ることを前提とした手段ですが、このローマへの援軍はハンニバル相手に平地での会戦を突破しなければなりません。

ここまで来ると最終段階というべきで、ローマの食料備蓄が切れた時は、場合によっては1年以内に開城する可能性すらあります。
(ローマ人の根性が試される展開ですから相当粘りまくる事も充分予想できます)
カルタゴ側で見ると、勝っている状況での傭兵や商人というのは実に利に聡い人たちですので、途中で『ヤメタ』と言い出すのは考えづらく、最後まで補給と包囲体制・制海権が維持できるかに掛かっています。カルタゴ本国が支援するのであれば、10万人以上の軍を維持する資金には全く問題無いでしょう。(北アフリカの収益だけでその数倍の兵力を楽に支えられるだけの経済力があります。)

※ここから先、『どうやって終わりにするか』 はそれこそハンニバルの決断に掛かっているかなあ・・・


おしまい。

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  1. 2006/07/04(火) 23:37:46|
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コメント

次は、水路を絶つ、枯渇作戦?
水道設備が優れていたので逆におとせるかなと。
  1. 2006/07/05(水) 10:56:48 |
  2. URL |
  3. めけ #-
  4. [ 編集]

めけさん>>
ちょ、ちょっと、それやばいすwww まだわたし話書いて無いのに・・・・
つーかこっちが単純すぎるのかな・・・ なにか想像できない結末は・・・ウアアア、思い付かん!
  1. 2006/07/05(水) 22:07:25 |
  2. URL |
  3. ハミルカル #-
  4. [ 編集]

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