打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

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次期拡張パックの予測-4

船の予想(日本編)


さて予想記事もこれで最後。わたしたちの直接のご先祖様が生きていた日本に関係する船についても予想を入れてみます。


【日本エリア】
(和船)
まず実績では、かつての大航海Ⅱでは3種の日本船が登場しました。

1)関船 (中型)
2)安宅船(大型)
3)鉄甲船(超大型)

関船が中型船で安宅船が大型船、そして鉄甲船が投資発展で登場する超大型船で、いずれも対波性のないガレー軍船として扱われていました。用途が瀬戸内海や太平洋・日本海の湾内や沿岸部主体ですからそれで充分だったのでしょう。
日本の船は平底で竜骨も隔壁もない独自構造の造船技術で作られており、基本的には古代からこの構造で作られています。イメージ的には船底になる巨大な平板に側面となる板材を組み合わせてゆく感じで、外板=構造部という面白い船だったのですね。これで大型船まで作ってしまうのだから木造としては驚異的に精密な作りな気がします。ただまあこれだとどうしても捻れる力が働いたときの板間の防水性は心配ですし、強度や対波性などは中国船の方がまだ上でしょうか。

帆装は1本マストに巨大な四角帆を備えていたものの、上記の船の主要な推進力は櫂によっていました。このうち特に1570年代に織田信長によって建造が命じられた6隻の大型安宅船は当時世界的にも珍しい鉄張りだったとされます。
さて、概略はこの辺にして、日本の船についてはルイス・フロイスの著述にもかなり多岐にわたる日本とヨーロッパ船の比較が記載されています。ちょうどこの資料が家にあるので長くなりますが抜粋してみますね。


・我々の船にはカヴェルナ(肋骨材)とクベルタ(甲板)があるが日本のにはない。
・我々の船は多く帆だけを使う。日本の船は全て漕がれる。
・我々の船は水が入らないように、
  外側を松脂またはガラガラ(瀝青→天然アスファルトやタールと樹脂の混合剤)で修理される。
  日本の船は板を巧みに組み合せるだけで、他の接合剤も使わない。

・我々の船は布製の帆を使う。日本の帆はすべて藁の帆である。(実際は木綿や筵)
・我々の綱具は麻またはカイロ(ヤシ繊維)で作られる。彼らのは藁で出来ている。
・我々の碇は鉄製である。彼らのは木製である。
・我々の船は船首に衝角や斜マストがある。日本の船は船首が開いていて戦闘には向かない。
・我々の櫓は1本の木で出来ている。日本のは2本で出来ている。
・我々の水夫は漕ぎながら櫓を水の上に上げる。日本の水夫はいつも水の中で漕ぐ。
・我々の貴人は船尾にいる。日本の貴人は船首にいてしばしば濡れる事が多い。
・我々の船のマストは円柱だが、日本の船のマストは角材である。
・我々の船のマストは取り外せないが、日本の船は漕ぐ時にマストを外せる。
・我々の船の旗は四角い。彼らの船の旗は細長く竹に差している。
・我々の船は長期航海に備えて大量の水を積む。日本の船は2日毎に水を積み直す。
・我々の船は船首から乗り降りする。日本の船は岸に向かって旋回し、船尾から乗り降りする。
『ルイス・フロイス/日欧文化比較 第13章の一部を抜粋』

所々勘違いもありますが、まあよく見てますね。
彼の日欧比較は他にも人物・民俗風習・武器など多岐に渡って書かれています。


(和洋中複合船)
さて、日本の船の予想はこれで終わりません。
16世紀末~17世紀に日本の商人・軍人は大挙して東南アジアに進出しており、それによって鎖国されるまでのごく短い期間、日本の航海技術・造船技術はヨーロッパや東アジアの技術・思想に接し吸収した結果、飛躍的に進歩を遂げていました。

例えば徳川家康などに朱印状を発行されて貿易に従事していた朱印船。
朱印船貿易に使用された船は次第にヨーロッパ人が持ち込んだガレオン船の技術と貿易相手となった東南アジア方面のジャンク船の技術が取り入れられ、船体や帆装がジャンクとガレオンの複合船のような帆船に仕上がって行きました。絵が現代にも多数載っていますから教科書や歴史書で見た覚えがある人も多いでしょう。で、例えば長崎の末次船などはこれ良く見ると帆装と船体の下半分がガレオンで上半分がジャンク、そして船首楼など建屋が日本の矢倉造りになっており、まったく和洋中を折衷したような艤装になってます。ごく短期間にこんな船を作る日本や東南アジアの船大工の基礎技術はちょっと驚きなのですが、日本人は更にガレオン船そのものも建造・遠洋航海に成功していたのでした。

1613年に三陸から出港しアカプルコまで、支倉常長ら慶長遣欧使節を乗せて航海した船、サン・ファン・バウティスタ号がそれ。これ以前にもウィリアム・アダムスと徳川家の御船手奉行だった名将・向井正綱の指揮で80~120トンと小型のガレオン船が伊豆の伊東で2隻建造されており、既に17世紀初頭の時点で日本人はガレオンを作った実績とそれを支える基礎技術を持っていたのですね。

と言う事で、追加でこの二隻を。


4)極東改装型ガレオン(冒険/海事)
日本の造船技術をベースに建造された中型のガレオン船。
日本ならではの緻密な建造手法により、遠洋航海を乗り切る驚異的な対波性と耐久性・推進性能を実現したガレオン系の次世代船となっている。また高いトータル性能から外洋で他国の私掠船と遭遇しても対抗できるだけの戦闘力を有している。

遣欧使節の和製ガレオンは500トン級の大型船ですが、あえて伊東で作られたものをイメージして中型船としました。装甲と耐久だけなら重フリゲートや強襲重キャラベルを上回る中型船ってのが出たら面白いなと。これはまあ予想より期待ですね。もう半端な大型船が出てもほとんどの人が乗らないでしょうから。


5)末次船(交易/海事)
ジャンクをベースにガレオンの船体・和船の建築技術も取入れた大型複合船。
名称は他のも考えましたが、残ってる資料・模型と知名度からこれで予想。
一見すると三本マスト船、ガレオンよりシンプルな帆装は少ない人数で運用でき、大陸への外洋航海を乗り切る高い耐久性を備えていそうです。巨大な船倉を持つ超大型交易船として、また武装する事で海賊に対抗する武装商船としても転用可能な万能型の船に。

倉庫量の最大が900を超える巨大商船ってイメージ。ガレオンベースだから改造次第で武装用にも使えるわけですが、なんだか中華の2~5番艦になりそうでこわい。
こういう船は必要LVの縛りをきつくするべきでしょうねえ。




おしまい。

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  1. 2009/04/14(火) 07:42:28|
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