打倒ローマは一日にして成らず

大航海時代Onlineでカルタゴ復興に燃える元将軍の記録。

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続・蒼き狼の末裔たち その1

狼たちの系譜


今回からかなり久々にモンゴル帝国の続編を書いてゆきます。
シリーズ最後の記事を確認したら2008年2月ですからもう2年経つんですね。
その後、草原の興亡シリーズ、エンリケ物語、イスパニア物語(+派生のエル・シド編)、
それからオスマン帝国の肖像と書いてきて、ここで2巡目って感じでしょうか。

今シリーズで扱うのはチンギス・ハーンから数えて第三世代たちの続き、
アイン・ジャールートでフレグの軍が敗れた1260年前後からのお話です。

この頃からモンゴルの蒼き狼たちは、
その牙を外だけでなく内にも向け始める事になります。
そしてその帝国全域にまたがる動乱の時代の到来は、
ユーラシアの歴史そのものを大きく変革する一つの転機となったのでした。



【モンゴル帝国の系統】
話に入る前に、とりあえず今回と次回でここまでの流れを。
3世代を経てだいぶ広がってきたモンゴル帝国の発展と家系を再確認しておきます。

(ジュチ家)
チンギス・ハーンの長男・ジュチ(ジョチ)の系統です。
のちのキプチャク・ハン国(ジュチ・ウルス)の王家となるこの系統、黒海~カスピ海北部の広大な草原地帯を領しており、後のモスクワ大公国なども支配下に置いている事から、ヨーロッパ史から見ても重要な勢力と言えるでしょう。
特にジュチの次男バイバルス以降はヨーロッパやカフカスに侵攻するなど13世紀における東西の歴史に大きな影響を与えており、マルコ・ポーロの一家が最初に会ったモンゴルの支配者はこのバイバルスの弟だったりもしますから大航海時代の視点からも無視できない家系ですね。
それとこのジュチ・ウルス、元々ジュチ自身がその出生ゆえに『客人』と名付けられた事、それから人口構成で際立ってモンゴル人が少なくトルコ系社会に近かった事などからモンゴル王家の中ではちょっと毛並みが違う国で、後に急速にイスラム化して来るなどやや異彩を放つ国となってゆきます。


(チャガタイ家)
チンギスの次男・チャガタイの系統です。
チンギスの長男から三男まではモンゴルより西側に最初の所領を貰ったことからその後の拡大でそのまま長男から順に西の王国を形成していて、黒海・カスピ海北岸を領したジュチ家、現ウズベキスタン~天山山脈の一帯を領したチャガタイ家、モンゴル西の草原を領したオゴデイ家と、それぞれモンゴルの西を守る形で領していたのがこの三兄弟の国となります。
特にチャガタイ・ハン国は現在のウズベキスタン及びタジキスタン、つまりアラル海へと流れ込むアムダリヤ・シルダリヤの両河川に挟まれた大オアシス帯(いわゆるマー・ワラー・アンナフル又はトランスオクシアナと呼ばれた地域)を有しており、東西交通の要衝にあった事からその後のユーラシア東西の歴史において常に重要な関わりを持ってくる存在となります。
また最終的にこの豊かな土地からモンゴル族最後の大物というべきティムールが出現しているのが面白いところではありますが、これはまた別のお話かな。


(オゴデイ家)
チンギスの三男・オゴデイ家の系統です。
オゴデイはモンゴルから南面して右側すぐ、つまりモンゴル高原のやや西側に所領をもらっていた事から中央と近く、後にオゴデイはその人柄ゆえにかチンギスからモンゴル帝国の家督を譲られることになります。
ただし、第三代となったオゴデイの長男グユクまではオゴデイ家から出ていたものの、第四代以降はトゥルイ家が大ハーンを継承した事がその後モンゴル帝国内での紛争の時代に繋がって来るのですが・・・。
何しろ一度はほぼ解体寸前まで追い込まれたこの家から出た一人の英傑が最大規模の内乱を引き起こすことからも、元々相当に高い潜在力は有していたかも知れませんね。


(トゥルイ家)
チンギスの末子・トゥルイの系統です。
実力主義の家督相続とは別に資産の継承は末子相続が多かったモンゴルの習慣ゆえにか、チンギスの持っていたモンゴル中央の莫大な人的資産はこのトゥルイが相続していました。またトゥルイ自身も非常に有能な将で金国の攻略時には機動部隊を率いて大功を立てており(金の主力軍を1/10の寡兵で破って事実上無力化させたのはこのトゥルイ)、大ハーン位こそ兄のオゴデイに譲りましたが、結局その後の流れでモンゴルの大ハーン位はこのトゥルイ家が継承して行きます。
特に大元ウルス(元)は日本や海洋史との関わりが深い国ですから、この話の中でも最重要の位置を占めるかと思います。
また、現在のイラン・イラク・アルメニア方面で成立したイル・ハン国(フレグ・ウルス)もこのトゥルイ家から出ており、中国とオリエントという世界の二大文明圏をトゥルイ家が支配していたのは注目に値する歴史事象といえるでしょう。


(東方三王家)
チンギス・ハーンの三人の弟、カサル、カチウン、テムゲ・オッチギン(この4人は同じ母ホエルンから生まれた)はそれぞれモンゴルの東側にある大興安嶺、現在の中国東北地方に所領を貰っており、この三王家がチンギスの息子3人と対を成す位置に配されていました。バトゥやモンケ、フビライたちの第三世代となってもこの東方三王家は健在で、特に中国攻略戦やフビライが起こした内戦の際には重要な戦力となってきます。
この三王家の中ではテムゲ・オッチギンの孫にあたるタガチャルの系統が最も有力で、フビライが決起した際にいち早く支持に回って大きな功績を立てるのですが、後にこの一族も内乱を起こすことになりますのでまた登場して来ることでしょう。



関連地図は後で書いて上げる予定です。
次回はここまでの流れを簡単に。



おしまい。

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  1. 2010/01/28(木) 08:38:44|
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